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上値が重い展開か

上値が重い展開か
17日の日経平均は小幅に反落。21円06銭安の22451円86銭で取引を終えた。
日経平均は直近4営業日で1000円超の上昇をみせていたほか、前日には半年ぶりに年初来高値を更新したとあって、本日は上げ一服の展開となった。
もっとも、日経平均は年初来高値水準での底堅い値動きが続いており、円相場は1ドル108円70銭台と円安傾向で推移していることからも下値を売り込む流れにはならず、反対に押し目では買い戻しによる需給要因が意識されている。
そのため、日経平均は寄り付き直後の2万2424円92銭を安値に前場半ばに付けた2万2522円39銭が高値。後場はこのレンジ内でのこう着といった値動きとなった。
きょうのような閑散相場が続くかもしれない。年初来高値を更新してすぐに失速すると、直近で楽観に傾いた反動が強く出やすくなるため、現状の2万2500円近辺を維持して週を終えたいところだ。
 
18日の東京株式市場は、17日に続き上値が重い展開となりそうだ。
週末要因もあり、手じまい売りが優勢となる場面も想定される。
市場では「株価指数の上昇が目立ち、個別銘柄をみると値動きがさえない銘柄も多い」との声も聞かれた。日経平均株価の足元での高止まりの状況は、直近で約4.7%の上昇を演じているだけに、短期的な過熱感を警戒する動きもあるようだ。
 
 
■テクニカル・ポイント(17日現在)
 
23239.13  ボリンジャー:+3σ(13週)
23022.48  ボリンジャー:+3σ(26週)
22774.70  ボリンジャー:+3σ(25日)
22622.78  ボリンジャー:+2σ(13週)
22480.10  ボリンジャー:+2σ(26週)
22462.38  ボリンジャー:+2σ(25日)
 
22451.86  ★日経平均株価17日終値
 
22150.06  ボリンジャー:+1σ(25日)
22006.43  ボリンジャー:+1σ(13週)
21989.87  6日移動平均線
21945.74  均衡表転換線(日足)
21937.73  ボリンジャー:+1σ(26週)
21898.87  均衡表基準線(日足)
21837.73  25日移動平均線
21698.33  均衡表雲上限(週足)
21525.41  ボリンジャー:-1σ(25日)
21395.35  26週移動平均線
21394.62  均衡表転換線(週足)
21390.08  13週移動平均線
21363.12  均衡表基準線(週足)
21346.69  75日移動平均線
 
日経平均は5営業日ぶり小反落。終値、ザラ場高値と安値はいずれも前日水準を下回った。一目均衡表の転換線が横ばいとなったこともあり、上げ一服を示唆。ボリンジャーバンドでは、終値は+2σを下回り、こちらも短期的な上値拡張の小休止を示している。
 
東証1部の騰落レシオ(25日)は128.10%(昨日139.31%)と節目の130%をわずかに下回り、過熱感がやや後退した。ただ、5日線や25日線は上向きをキープし、一目均衡表でも3役好転後の買い手優位の形状が続いており、大勢では上昇トレンドを維持した。