兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

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「仕方なく」
「仕方なく」
「仕方なく」
 
NY株式市場は反落。
第2四半期決算を発表したJPモルガン・チェースとウェルズ・ファーゴは利益が予想を上回った。
しかし純金利マージンは低下。
シティグループでも純金利マージンは低下しており預金コストが上昇している可能性があるとの見方。
「一連の銀行大手の四半期決算を受け、金利低下による業績への影響が意識された」との解釈。
トランプ大統領は「中国との通商合意に向けた道のりはなお長い。
必要なら新たに3250億ドル相当の中国製品に関税を課す可能性がある」とコメント。
これも株価圧迫要因となった。
小売売上高は前月比0.4%増と市場予想の0.1%増を上回った。
個人消費が好調で軟調な設備投資の影響が相殺される可能性があるとの見方。
これを受けて10年国債利回りは2.1%台に上昇(価格は下落)。
鉱工業生産指数は製造業部門が0.4%上昇し2カ月連続で伸びた。
2018年12月以来の大幅な伸びで市場予想の0.2%上昇を上回った。
ドル円は108円台前半での推移。
 
3連休明けの日経平均は寄り付き41円安、大引け150円安。
NYの史上最高値更新は全く考慮せずの展開となった。
ただ「21500円の節目に近接すると押し目買いが入り、底堅さを見せた」というのが救いだろうか。
受け渡し日の変更も関係なく東証1部の売買代金は1兆7423億円。
「Tプラス2の影響」という市場関係者の観測は想定通り関係なく推移した。
値上がり752銘柄、値下がり1302銘柄。
新高値71銘柄、新安値38銘柄。
騰落レシオは98.23まで低下した。
「参院選の結果が気になる、決済期間短縮の影響が気になる、長梅雨・冷夏の影響が気になる」。
相変わらず「気になる症候群」満載だ。
75日線(21436円)、13週線(21405円)、25日線(21395円)、
26週線(21298円)がサポートした格好だ。
逆にSQ値21742円は遠のいた。
25日線からは0.7%のプラスかい離。
200日線からは0.2%のマイナスかい離。
サイコロは7勝5敗で58.3%。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲9.566%。
買い方▲10.574%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲7.928%。
買い方▲13.437%。
空売り比率は44.0%で86日連続40%超。
空売り規制なし銘柄の比率は5.8%。
日経HVは12.9、日経VIは13.21。
東証REIT指数は5日続伸で2014.5ポイント。
日経平均採用銘柄のPERは12.05倍でEPSは1787円。
PBRは1.07倍。
シカゴ225先物終値は大証日中比25円安の21475円。
高値21620円、安値21435円。
気学では「初め高いと後安し。吹き値売り方針良し」。
木曜は「押し込むと跳ね返す日。突っ込み買いで駆け引き」。
金曜は「後場高の日。押し目買い方針で進め」。
ダウ輸送株指数の上昇とSOX指数の下落との綱引きの水曜日。
 
「本日は久しぶりに太陽が顔を出しそうで、月齢では満月。
変化を期待したいところです」と市場関係者。
 
 
日経マーケット面では「1→6月期に日経平均(6%)をアウトパフォームした投信の運用担当者」へのヒアリング。
結論は「世界景気が減速する懸念がある中で独自技術やサービスを武器に成長を維持できる企業への選別投資が進む」。
各論では・・・。
秋に2万円割れの可能性もありそうだ。
夏にはいったん22000円台前半まで高くなる場面もありそう。
本格的な上昇が見込めるのは年末。23000円をメドに上値を追いそうだ。
あるいは・・・。
年末にかけては19000円→23500円で推移。
企業業績の下振れ懸念が高まれば10月前に2万円割れの可能性もある。
年末にかけて25000円を試す可能性もある。
などなど。
天底を当てるのは難しいが、記者が望むから仕方なく答えたと推測したが・・・。
 
 
NYダウは23ドル安の27335ドルと5日ぶりの反落。
NASDAQは35ポイント安の8222ポイントと3日ぶりの反落。
S&P500は10ポイント安の3004ポイントと6日ぶりの反落。
ダウ輸送株指数は193ポイント高の10794ポイント。
SOX指数は1.07%下落。
VIX指数は12.86。
3市場の売買高は61.8億株。
225先物CME円建ては大証日中比25円安の21475円。
ドル建ては大証比15ポイント安の21485ポイント。
大証夜間取引終値は日中比20円安の21480円。
ドル円は108.22円。
10年国債利回りは2.106%。
 
◇━━━ カタリスト━━━◇
 
★EJHD(2153)
 
EJホールディングに注目する。
同社はエイトコンサルと日本技術開発が07年に経営統合し発足。
官公庁工事が柱の総合建設コンサルが中核。
復興受注が引き続き旺盛。
ASEAN事業開拓に期待感。 
連続増配や今5月期の2ケタ増益見通しを好感

(兜町カタリスト櫻井)