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FOMCの結果を受け、米ドル円は下落
【為替】FOMCの結果を受け、米ドル円は下落
[概況]

11日、欧米時間の外国為替市場における米ドル円は一時108.480円まで下落する展開となった。米連邦公開市場委員会(FOMC)の発表が伝わっており、内容によるとフェラデルファンド(FF)金利誘導目標レンジを1.50%-1.75%で据え置くと全会一致で決定した。
 
また声明文からは経済見通しについて、「不確実性は続いている」との文言が削除されていた。金利見通しについては17人中13人が2021年までは据え置きを予想し、4人は来年に1回の利上げ実施が適切との見方を示した。政策金利は大方2021年までは据え置くことが示唆された。
 
一方で、パウエル米FRB議長が物価の持続的な上昇を確認するまでは利上げの可能性は低いなどの発言から、利上げに対してもハードルが高いことが確認され、ハト派的とも捉えられたことから米ドル円は売りが優勢となったようだ。
 
テクニカル的には米ドル円は下方に一目均衡表の雲などが控えており、雲上限(108.339円)付近がサポートとなるか注目したい。


[提供:カネツFX証券株式会社]