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6円高小反発スタート、米株高が下支え
【市況】東京株式(寄り付き)=6円高小反発スタート、米株高が下支え
【寄り付き概況】

 14日の日経平均株価は前日比6円56銭高の2万1251円24銭で寄り付いた。
東証株価指数(TOPIX)は、2.38ポイント高の1719.16で始まった。
米株高が下支えとなり、買い戻しが先行して始まった。日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに小反発している。
 
米国株市場はここにきて下げ止まっており、前日のNYダウは小幅ながら3日続伸、ナスダック指数、S&P500指数も同様に3日続伸しており、投資家の不安心理はやや緩和されている。ただ、外国為替市場では1ドル=107円台まで円高が進行、輸出株中心に向かい風は強い。目先は値ごろ感からの押し目買いを誘っているが、引き続き積極的な買いは流入しにくい環境にある。
 
午前8時50分に発表された17年10-12月期GDP(国内総生産)速報値は物価変動の影響を除く実質で前期比年率で0.5%増と市場予想の同1.0%を下回ったが、直後の為替市場での反応は乏しかった。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、21業種前後が高く、値上がり上位に繊維、証券、陸運、銀行、空運など。
 
個別では、三菱UFJ、三井住友、野村、東京海上も底堅い。任天堂が強含みで、東エレク、信越化は値を上げ、ファナック、キーエンス、キヤノンが堅調。JT、資生堂、KDDI、NTTドコモ、コマツが買われている。
半面、ソフトバンクGが安く、NTT、ソニー、トヨタ、日産自、ヤマハ発、電通が下押している。

外資系等は、ヘリオス(4593)、山九(9065)、不二油(2607)、ニチレイ(2871)、ケネディクス(4321)、ULS(3798)、日精樹(6293)、JUKI(6440)、岩谷(8088)、Gウィン(8111)、別子(5713)、西尾レント(9699)、太陽誘電(6976)、パラマウント(7817)、スクリン(7735)、クレセゾン(8253)、協和キリン(4151)、全国保証(7164)に注目。
 
225先物は、バークレイズ・アムロ・ドイツ・みずほ・ナティクス・UBSが買い越し。
ソジェン・クレディ・野村・パリバ・GS・JP・メリルが売り越し。
TOPIX先物はドイツ・UBS・ナティクス・日興が買い越し。
JP・クレディ・GS・みずほ・アムロが売り越し。
 
テクニカル的には、TOKAI(3167)、ブレインP(3655)、日化学(4092)、ユシロ化(5013)、ヨータイ(5357)、能美防(6744)、武蔵精密(7220)、河合楽(7952)、青山商(8219)が動兆。