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79円06銭高、利益確定売りこなし続伸
東京株式(前引け)=79円06銭高、利益確定売りこなし続伸
10日の日経平均株価は続伸した。午前終値は前週末比79円06銭高の2万0769円77銭と6日に付けた年初来高値を上回った。
 
朝鮮労働党創建記念日を迎えた北朝鮮情勢を見守ろうとの雰囲気から、日経平均株価が小幅安で始まった。連休中の米株価が軟調な値動きだったほか、外国為替市場では円相場も強含んだため、利益確定売りが先行した。
ただ、午前の段階では北朝鮮による軍事的な挑発行動は確認されず、リスク回避目的で先物をヘッジ売りした投資家からの買い戻しが入った。
日経平均はプラス圏に浮上した後は徐々に上値を切り上げ、一時前週末比100円近くまで上昇。取引開始時間中としての年初来高値を連日で更新した。
 
日経平均はリーマン・ショック後の高値(2015年6月の2万0868円03銭)を視野に捉えているが、市場関係者は「高値を試すには円安進行など、きっかけ材料が必要」と指摘していた。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は小幅に続伸した。
午前の東証1部の売買代金は概算で1兆2172億円、売買高は7億4398万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1250と全体の約62%を占めた。値下がりは683、変わらずは94だった。
 
個別では、トヨタやソフトバンクが買い優勢となった。米フィラデルフィア半導体株指数の上昇を受け、東エレクは買われた。3〜8月期営業益6%増と伝わったセブン&アイは上昇した。神戸鋼によるアルミ部材のデータ改ざん問題で、受注増の思惑が広がった大紀アやUACJが買われた。キーエンスは反発した。
パソナグループ、モリテック スチールが急騰、シュッピンも物色人気となった。双信電機、オンワードホールディングスも買われた。
 
半面、神戸鋼には売りが膨らんだ。9月の単独売上高が前年を下回った電通は下落した。米ハリケーンの保険金支払いが膨らむとの思惑から、MS&ADが大幅安。東京海上も安い。3〜8月期の売上高が予想を下回ったエスクロAJは大幅安となった。
丸紅が大きく下落した。コジマ、トーセ、ペッパーフードサービスも安い。
 
東証2部株価指数は前週末比15.65ポイント高の6807.55ポイントと続伸した。値上がり銘柄数は259、値下がり銘柄数は184となった。
 
個別では、パシフィックネットが一時ストップ高と値を飛ばした。桧家ホールディングス、E・Jホールディングス、イーグランド、eBASEなど22銘柄は年初来高値を更新。図研エルミック、ノダ、カワタ、メタルアートが買われた。
 
一方、神鋼環境ソリューションが年初来安値を更新。神鋼線、大興電子通信、サイバーステップ、日本タングステン、リヒトラブ、フジックスが売られた。