兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

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スイートスポットの位置
「スイートスポットの位置」
NY株式市場はマチマチの動き。
NYダウとS&P500は続伸。
NYダウは一時23000ドルを超えた。
背景は好調な企業決算。
ユナイテッドヘルスやJ&Jが牽引役となった。
オバマケアへの短期的な応急措置について上院で超党派の合意が得られたことも追い風。
一方で金融セクターは軟調な展開だった。
NYダウが初めて2万ドルを超えたのは今年の1月。
18000ドル→19000ドルまでの1000ドル上昇期間。
2014年12月→2016年11月までの2年を要した。
それからすると「今年の上昇ピッチは遅いようで速い」という見方もある。
9月の輸入物価指数は前月比0.7%上昇と1年3カ月ぶりの大幅な上昇で着地。
市場予想の0.5%を上回った。
次期FRB議長候補にタカ派のスタンフォード大教授テイラー氏が浮上。
2年国債利回りが2008年11月以来の水準まで上昇。
長期債利回りは低下しており長短金利差は縮小した。
「FRBによる利上げに対する観測が高まる。
一方、長期インフレが上向くとの気配が少ないことの反映」との指摘がある。
12月の利上げ確率は93%。
テイラー教授の浮上により為替市場ではドルが上昇。
「テイラー教授が次期FRB議長に選ばれた場合、ドルは5%程度急騰の可能性」と言う指摘がある。
株式市場では「株はスイートスポットにある」という楽観論が支配的だ。
モルガンスタンレーのレポート。
「S&P500は来年1〜3月に2700ポイントを目指す」と予測されている。
 
 
前場で下落したものの後場の強さは健在で11日続伸となった火曜の日経平均株価。
「高値警戒感とうまく折り合いをつけている」という声が聞こえる。
2015年6月以来の12連騰挑戦への素地は整ったというところだ。
過去最大の14連騰は1960年12月21日〜1961年1月11日。
明日と明後日が上昇なら歴史的場面に遭遇することになる。
225先物大証夜間取引終値は日中比変わらずの21350円。
25日線(20449円)からのかい離はプラス4.3%(前日4.4%)。
このところ25日線は1日80円上昇しているから火曜の80円高はココにピッタリという見方もできる。
騰落レシオは138.63%。
そろそろ上昇も限界かも知れないが、必ずしも株価とはリンクしないだろう。
サイコロは今日上昇しても11勝1敗。
明日も上昇すると12勝無敗で100%という記録的絶対水準になる。
空売り比率は37.3%。
この数日上値を抑えてきたボリンジャーのプラス2σ水準は21354円。
シカゴ225先物はココを超えてきている。
200日移動平均(19613円)からは8.78%のプラスかい離。
10%プラスかり離が21574円。
ここを限界と見る向きも多いが、むしろプラス10%かい離で上昇加速と見たいところだ。
10月13日現在の信用買い残はわすか1億円だけ減少し2兆5812億円。
売り残は369億円増加し1兆509億円。
4月17日安値期日は通過したものの新たな踏み玉の存在も高まってきそうな気配。
「愉楽」もそろそろ佳境に入ってきた印象。
 
2015年6月に12連騰していたころの記載。

記録に遭遇中の初夏の陣といったところ。
日経平均株価もTOPIXも12日続伸。
今日も高ければバブル崩壊以降初の13日続伸。
ITバブルどころではなく、1988年以来の13連騰。
その間に日経平均株価は999.63円上昇した。
もしも5月14日(木)に194円安していなければ18連騰になった勘定。
5月は連休明けの7日こそ239円安だったが、わずか2日しか下げなかった。
 
東証の1株当たり時価は昨日1501.80円で1500円台に乗せてきた。
東証1部の売買単価は1016円。
2000年1月は1800円台→2004年4月300円台→2007年7月1400円台。
直近は2013年1月の500円台から上昇してきた。
あるいは東証1部の単純平平均株価は342.55円。
2013年5月22日の333円はすでに抜いた。
昨年10月17日に269,35円まで低下してからの復活。
ただし06年2月は579円だったからまだまだ道半ば。
次は08年6月の363.26円が当面の目標となる。
 
因みに現在の1株当たり時価は2038円。
東証1部単純平均は2807円。(換算すれば280円)。
 
《過去の株価高値時との比較》
 
東証1部時価総額:バブル高値(1989年12月)606兆円
         ITバブル高値(2000年4月)466兆円
         2015年5月606兆円
         【今回644兆円】
時価総額上位3銘柄:89年 NTT、日本興業銀行、住友銀行
          00年 ドコモ、NTT、トヨタ
          15年 トヨタ、三菱UFJ、NTT
          【今回  トヨタ、NTT、ソフトバンク】
PER(株価収益率):89年61.7倍 00年132.5倍 15年17.6倍
          【今回14.9倍】
PBR(株価純資産倍率):89年5.5倍 00年2.6倍 15年1.4倍
          【今回1.29倍】
ドル=円:89年143.40円、00年105.47円、 15年123.47円
          【今回112円】
長期金利:89年5.62%、00年1.82%、15年0.39%
          【今回0.065%】
GDP:89年402兆円、00年474兆円、15年532兆円
           【今回546兆円】
日経平均:89年3万8915円、00年2万0833円、15年2万655円。
 
 
NYダウは40ドル高の22997ドルと3日続伸し史上最高値更新。
一時23000ドルを超えた場面もあった。
NASDAQは0.35ポイント安の6623ポイントと3日ぶりの反落。
S&P500は1ポイント高の2559ポイントと3日続伸し市場最高値更新。。
ダウ輸送株指数は33ポイント安の9824ポイント。
3市場の売買高は55億株と低調。
CME円建ては大証比20円高の21370円。
ドル建ては大証比50ポイント高の21400ポイント。
225先物大証夜間取引は日中比変わらずの21350円。
ドル円は112.23円。
10年国債利回りは2.298%。
非公式外資系5社動向は売り810万株、買い480万株。
金額ベースは80億円の売り越し(2日ぶり)。
売りは陸運・鉱業・精密・自動車・その他金融・情報通信セクターなど。
買いは保険・サービス・小売・REITセクターなど。
売買交錯は電機セクターなど。
 
 
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(兜町カタリスト櫻井)