兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

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売り買い交錯も買い優勢
【市況】東京株式(寄り付き)=売り買い交錯も買い優勢
【寄り付き概況】

20日の日経平均株価は小幅に続伸して始まった。始値は前週末比39円42銭高の2万4080円68銭と、2019年12月17日に付けた昨年来高値を一時上回った。前週末の米ダウ工業株30種平均が米中の景気指標の改善を手掛かりに最高値を更新し、買いが先行している。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は上昇している。日経平均は寄り付き直後に2019年12月17日に付けた昨年来高値を上回る場面があった。

ただ、主要企業の決算発表本格化を控え、積極的に買い持ち高を形成する動きは限定的だ。上値の重さを嫌気して持ち高調整の売りも出ている。外国為替市場やアジア株市場の動向に左右されそうだ。
一方、利益確定売りも下値を売り込むような展開となる可能性も低く、中小型材料株中心に個人の買い意欲は強い。

 
東京外国為替市場では、ドル円が1ドル=110円10銭(前週末終値は110円20銭−22銭)、ユーロ円が1ユーロ=122円20銭台(同122円72銭-76銭)で推移している。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、31業種が高く、値上がり上位に鉄鋼、保険、空運、非鉄、紙パルプなど。

個別では、ソニー、トヨタ、東エレク、村田製の主力株や三菱UFJ、みずほFG、三井住友、野村、東京海上の金融株が高く、日本製鉄、JFEの鉄鋼株やコマツ三井金、三菱マ、住友鉱の非鉄株、昭和電工、菱ガス化、三井化学の化学株、JXTG、出光興産、国際帝石の石油株、郵船、商船三井の海運株も高い。
 
半面、アステラス薬、大日住薬、第一三共の薬品株、サッポロHD、キリンHDの飲料株の一角が軟調で、ファーストリテが5日ぶりに反落している。


テクニカル的には、世紀東(1898)、塩水港(2112)、サニーサイド(2180)、やまみ(2820)、三洋貿易(3176)、AGS(3648)、セレス(3696)、エイトレッド(3969)、東ソー(4042)、システムサ(4396)、武田薬(4502)、エーザイ(4523)、みらか(4544)、トレンド(4704)、りらいあ(4708)、日鉄(5401)、洋缶(5901)、アイチコ(6345)、三菱電(6503)、マクセル(6910)、デンソー(6902)、オプテックス(6914)、ローム(6963)、かんぽ(7181)、マツダ(7261)、SUBARU(7270)、サイゼリヤ(7581)、オーバル(7727)、アコム(8572)、オリ(8591)、イオンモ(8905)、近鉄エク(9375)、NTT(9432)、日伝(9902)が動兆。