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日経ジャスダック平均は3日続伸、個人投資家の心理が改善
【市況】ジャスダック市場(大引け)=日経ジャスダック平均は3日続伸、個人投資家の心理が改善
 
日経ジャスダック平均株価は小幅ながら3日続伸した。
終値は前週末比2円25銭高い3754円72銭だった。日経平均株価が約7カ月半ぶりの高値を付けたことで個人投資家の心理が改善し、新興企業株にも小口の買いが入った。
米中貿易摩擦の激化に対する懸念はくすぶっているものの、日経平均が一時350円を超す上げ幅となったことから、個人投資家の投資マインドも改善し、JASDAQ銘柄にも買いが波及した。
前週に年初来安値を付けたシノケンGに買い戻しが入った。ただ、ハーモニックやセリアといった時価総額上位銘柄の一角が値を消しているだけに、買い戻しの域を抜け出ておらず、商いも低調で上値の重い展開となっていた。
 
ジャスダック市場の売買代金は概算で502億円、売買高は7688万株だった。
値上がり銘柄数は339(スタンダード317、グロース22)、値下がり銘柄数は288(スタンダード273、グロース15)、変わらずは62(スタンダード62、グロース0)。
 
個別では、災害復興関連株の出遅れ銘柄として買いが続いた応用技術、値動きの軽さに着目した買いからリリカラがストップ高。
システム情報、ULSグループ、カイノス、和井田製作所、クレステックなど7銘柄は年初来高値を更新。シノケングループ、Mipox、やまみ、アミタホールディングス、太陽工機が買われた。
 
一方、今期大幅な減益見通しを示した明豊エンタープライズがストップ安。作家村上春樹氏が文学賞を辞退することが明らかになったことから書籍販売減少への思惑につながり文教堂グループホールディングスは一時ストップ安と急落した。アクシーズ、サムシングホールディングス、美樹工業、シベール、東北新社など28銘柄は年初来安値を更新。
山王、地域新聞社、夢みつけ隊、ジャストプランニング、日本テレホンが売られた。