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マザーズ指数は4日続落、時価総額上位銘柄は高安まちまち
【市況】東証マザーズ(大引け)=マザーズ指数は4日続落、時価総額上位銘柄は高安まちまち

東証マザーズ指数は前日比1.79ポイント安の884.81ポイントと4日続落した。
前日の米国市場で、良好な経済指標などを受けて主要株価が最高値を更新。なかでもハイテク比率の高いナスダックの上げ幅が目立った流れから、東京市場でテクノロジー関連の多いとされるマザーズ市場にも朝方から買いが先行した。
その後は、朝方に取引時間中の昨年来高値を付けた日経平均に上値での利益確定の売りが出るなか、次第にマザーズ銘柄にも利食い売りが優勢となった。中小型株が集まるマザーズ市場など新興市場は置いていかれる形となった。

また、マザーズ市場の中でも指数インパクトのないIPO銘柄などには部分的な物色は見られたが、指数寄与度の高い時価総額上位銘柄は高安まちまちとなり、こうした背景もマザーズ先物のこう着感を強める要因となった。
売買高は1億3973万株と2019年2月26日以来11カ月ぶりの高水準だった。売買代金は低水準だったため、OTSなどの商いが活発になった影響とみられる。騰落数は、値上がり118銘柄、値下がり184銘柄、変わらず13銘柄となった。

個別ではミクシィ、フルッタフルッタ、オイシックス・ラ・大地、UUUM、ウォンテッドリーなど7銘柄が昨年来安値を更新。シンメンテホールディングス、ログリー、マネーフォワード、アジャイルメディア・ネットワーク、ビープラッツが売られた。
 
 一方、イルグルムが一時ストップ高と値を飛ばした。フェイスネットワーク、Jストリーム、JMDC、旅工房、テラプローブなど7銘柄は昨年来高値を更新。オンコセラピー・サイエンス、トゥエンティーフォーセブン、パワーソリューションズ、MTG、プロパティデータバンクが買われた。