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寄り付きは売り買い交錯、前日の米株高は支え
【市況】東京株式(寄り付き)=寄り付きは売り買い交錯、前日の米株高は支え
【寄り付き概況】

12日の寄り付きの日経平均株価は、売り買い交錯で、前日の終値と比べ2円32銭安の2万2936円41銭で取引を始めた。
 
前日の米国株市場ではNYダウが3日続伸で連日の最高値更新と好調で、ナスダック指数も4日続伸と戻り足を続けており、東京市場でもリスク選好の流れが意識されている。
ただ、米国株高が支えとなっているが、きのう3連騰(計761円高)して約1カ月ぶりに年初来高値を更新したことで利益確定売りも出やすく、上値を抑えられている。
 
WTI原油先物価格が3日続伸で1バレル=58ドル近辺に上昇していることも買いを後押しするだろう。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、23業種前後が高く、値上がり上位に鉱業、海運、ガラス土石、繊維、銀行など。
 
個別では、三井住友、三菱UFJが買われ、野村、第一生命は小幅高となっている。オムロンが、SUMCO、東エレク、ホンダは堅調で三井物、昭和シェル、TOTOなど買われている。新規上場したカチタスは公開価格を上回っている。
半面、任天堂が値を下げ、ソフトバンクG、KDDI、オリンパスが売られ、トヨタ、ソニーは小幅安。ファーストリテは前日終値を挟んで小動きとなっている。