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127円安、米保護主義への警戒感は根強く
東京株式(大引け)=127円安、米保護主義への警戒感は根強く
【大引け概況】
16日の日経平均株価は反落し、前日比127円44銭安の2万1676円51銭で終えた。
 
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寄付きは、15日のNYダウ・欧州株高や対ドルでの円高一服を支えに買い優勢で始まり、寄り付き直後に2万1879円28銭(同75円33銭高)まで上昇していた。
朝高後に下げに転じた。米保護主義への警戒感は根強く、マクマスター大統領補佐官(国家安全保障担当)の解任報道を受けて円相場が強含むとともに軟化した。
 
株価指数先物売りを交えて下げ幅を広げ、後場前半には一時2万1632円85銭(前日比171円10銭安)まで下落する場面があった。週末要因もあり、持ち高調整売りの動きを強めた。一巡後は下げ渋ったが、戻りは限定された。
JPX日経インデックス400は反落。終値は前日比61.30ポイント安の1万5359.13だった。
東証株価指数(TOPIX)も反落し、6.97ポイント安い1736.63で終えた。
 
東証1部の出来高は13億8806万株、売買代金は2兆7098億円。騰落銘柄数は値上がり705銘柄、値下がり1277銘柄、変わらず88銘柄。
 
業種別株価指数(33業種)は、電気・ガス業、電気機器、繊維製品などが下落する一方、陸運業、パルプ・紙、水産・農林業などは上昇した。

 
個別銘柄では、トヨタ、SUBARUが売られ、ソニー、ファナック、東エレクは軟調。関西電や三菱電、東レが下落。三菱UFJ、三井住友は下押した。東海カ、TDKの下げがきつく、関西電、東レはさえない。
 
半面、キーエンスが買われ、NTT、KDDIは上伸。好材料の出たヤマトHDのほか、エーザイや大和が上昇した。ヤクルトは急伸。リクルートHDもしっかり。新規上場の日総工産は大商いだった。
 
きょう東証1部に上場した日総工産の初値は公開価格(3250円)を24%上回る4020円だった。終値は初値に比べ20円安い4000円だった。
 
 
東証2部指数は前日比0.14ポイント高の7408.12ポイントと7日続伸した。値上がり銘柄数は208、値下がり銘柄数は250となった。
 
個別では、アイスタディ、ファーマフーズ、CKサンエツ、電業社機械製作所、アトムなど6銘柄が昨年来高値を更新。ユニバンス、要興業、ファステップス、大和自動車交通、赤阪鐵工所は値上がり率上位に買われた。
 
一方、瑞光、マルヨシセンターが昨年来安値を更新。堀田丸正、富士通コンポーネント、野崎印刷紙業、日本和装ホールディングス、フルテックが売られた。