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小幅続伸、一時は400円高、買い一巡後は円高で上げ幅縮小
東京株式(前引け)=小幅続伸、一時は400円高、買い一巡後は円高で上げ幅縮小
17日午前の日経平均株価は続伸し、午前の終値は前日比53円73銭高の2万2404円85銭だった。
前日比の上げ幅は一時400円を超え、2万2700円台半ばと7日の高値(2万2937円)に迫ったものの、午前の取引終盤には伸び悩んだ。
 
16日に米国で税制改革法案が下院を通過し、米国株が大幅反発。世界的な株安の流れが一服したとの見方から、東京市場でも買いが先行した。ただ、対ドルの円相場が円高方向にふれたことで輸出関連株などに売りが出た。
また、週末要因による持ち高調整の動きをうかがわせている。
 
市場からは、テクニカル的にここまでの11月高値(2万3382円)と安値(2万1972円)の差から半値ほど戻した「2万2600円に近づくと利食い売りが出やすい」として、上昇はとりあえず一服したとの指摘が聞かれた。
東証株価指数(TOPIX)は1.59ポイント高の1763.30も続伸した。
 
東証1部の出来高は10億737万株、売買代金は1兆8204億円。騰落銘柄数は値上がり938銘柄、値下がり982銘柄、変わらず116銘柄。

個別銘柄では、村田製、東京エレクトロン、SUMCOなど半導体関連が高く、ソニーが値を上げ、ファーストリテ、ファナックの値がさ株も上昇した。
三菱UFJ、安川電、ブリヂストン、ホンダ、日産自、JXTGは堅調で、東京ドーム、ソースネクストなども高い。テイクアンドギヴ・ニーズが急伸、双信電機、TYKなども値を飛ばした
 
半面、ソフトバンクG、任天堂は反落。トヨタ、三井住友、キヤノンの主力株が軟調、東電力HD、王子HD、郵船もさえない。NTTは大幅安。ラサ商事、日本マイクロニクスが急落、ツムラ、新川なども値を下げた。
 
東証2部株価指数は前日比14.99ポイント高の6693.09ポイントと続伸した。値上がり銘柄数は280、値下がり銘柄数は160となった。
 
個別では、井村屋グループ、児玉化学工業がストップ高。イーグランド、アグレ都市デザイン、エンビプロ・ホールディングスなど11銘柄は年初来高値を更新。ゼット、ソマール、ユニバンス、ラオックス、フュートレックが買われた。
 
一方、さいか屋、ショクブンが年初来安値を更新。九州リースサービス、ぷらっとホーム、トレックス・セミコンダクター、SECカーボン、森組が売られた。