兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

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堅調展開か
【オープニングコメント】
堅調展開か

27日の東京株式市場は反発後、もみ合いか。
日経平均株価の予想レンジは、2万7200円−2万7600円を想定。(26日終値2万7362円75銭)
米国株は上昇。ダウ平均は205ドル高の33949ドルで取引を終えた。
米主要3指数は終盤にかけて上げ幅を広げる強い動きであった。テスラは決算を受けて11%上昇している。ドル円も130円台を回復しており、日本株にはフォローの材料が多い。

日経平均株価はきのう26日、5日ぶりに反落したが、下げ幅を縮小して取引を終えるなど、底堅い動きだった。
現地26日の欧米株式が上昇したこともあり、買い優勢スタートとなりそう。ただ、市場では決算発表の本格化を前に「先行き不透明感があるなか、決算内容を確認してから動いても遅くはない」との声も聞かれ、買い一巡後は、模様眺めムードが広がる可能性もある。

為替相場は、ドル・円が1ドル=130円台の前半(26日は129円47−49銭)、ユーロ・円が1ユーロ=141円台の後半(同141円37−41銭)と、円安に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、26日の大阪取引所清算値比120円高の2万7500円だった。


【好材料銘柄】 

■野村不動産ホールディングス <3231> 
今期経常を4%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も5円増額。また、自社株取得枠の上限を280万株(または65億円)から470万株(または95億円)に引き上げる。

■信越化学工業 <4063> 
今期経常を4%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も50円増額。また、3月31日現在の株主を対象に1→5の株式分割を実施する。

■ナノキャリア <4571> 
アクセリードとmRNA医薬品の研究開発・製造に関する業務で包括的協業。また、11億円の新株予約権付社債(転換社債=CB)を発行する。転換価格は154円で、全額をTKFファンドに割り当てる。

■エムケー精工 <5906> 
今期経常を一転8%増益に上方修正。

■トラース・オン・プロダクト <6696> 
加賀電子 <8154> へAI電力削減ソリューション「AIrux8」を日本における最初の販売パートナーとして提供開始。

■ミナトホールディングス <6862> 
中期経営計画を策定。27年3月期に営業利益25億円(23年3月期計画は5.4億円)を目指す。

■セルシード <7776> 
温度応答性細胞培養器材製品「UpCell ADVANCE」が米国食品医薬品局(FDA)のメディカルデバイスマスターファイル(MAF)に登録。医薬品メーカーなどはMAF番号を引用するのみで、FDAに販売承認申請するAとが可能となる。



【主な経済指標・スケジュール】

27(金)
【国内】
1月都区部消費者物価指数(8:30)
《決算発表》
ファナック、SGHD、ミスミG、日立建、日本M&A、キヤノンMJ、邦ガス、航空電、七十七、滋賀銀、SHOEI、第四北越、兼松エレク、M&A総合、北國FHD、阿波銀、アルゴグラフ、KOA、日本エスコン、四国化HD、エレマテック、京阪神ビ、キヤノン電、フジッコ、蝶理、マースGHD、HSHD、ナフコ、田中化研、アイザワ証G、FFE&C、セゾン情、日車輌、アイネス、日精線、元気寿司、都築電、ブルドック、椿本興、明治海、杉本商、J・TEC、北電事、三谷産、清水銀、SMK

【海外】
米12月個人消費支出・個人所得(22:30)
米12月NAR仮契約住宅販売指数(1/28 0:00)
《米決算発表》
シェブロン、アメリカン・エキスプレス


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