兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

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続伸も上値重い
【オープニングコメント】
続伸も上値重い

2日の日経平均株価は、しっかりした展開が続きそうだ。
日経平均株価予想レンジは、2万1900円−2万2300円。
きのう1日の堅調な地合いに加え、現地1日の米国株式が上昇したこともあり、買い優勢のスタートが見込まれる。日経平均株価は、終値ベースで心理的なフシ目の2万2000円を突破しており、手掛かり材料には乏しいものの、堅調な動きが期待される。
株価指数先物を売り持ちする海外投資家の買い戻しが継続するとみられる一方、過熱感に対する警戒が上値を抑えそうだ。
東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は136.89%と2019年11月以来の高水準を付けるなど、過熱感を示唆するテクニカル指標が相次いでいる。米株高の流れを引き継ぐ形での上昇が一服した後は、戻り売りで伸び悩む可能性が高いだろう。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=107円台の半ば(1日終値は107円52−53銭)、ユーロ・円が1ユーロ=119円台の後半(同119円87−91銭)と小動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、1日の大阪取引所終値比100円高の2万2220円だった。
 
日程面では、5月のマネタリーベース、5月の財政資金対民間収支など。10年国債の入札も予定。海外では、豪州中銀が政策金利を発表。
 
 
【好材料銘柄】
 
■グリムス<3150>
非開示だった今期経常は7%増で6期連続最高益更新へ。また、経済産業省の「需要家側エネルギーリソースを活用したバーチャルパワープラント構築実証事業」に採択。18年度から同実証事業に参画し今年度が最終年度になる。
 
■駅探<3646>
TOKAIコミュニケーションズとMaaS(Mobility as a Service)領域を核とした業務提携で基本合意。
 
■ブイキューブ<3681>
上期最終を一転97%増益に上方修正、通期も増額。
 
■ディー・エル・イー <3686>
米国版TIK TOKと言われる音楽主体の短編動画ソーシャルメディアプラットフォーム「TRILLER」を運営する米Triller社へ出資。また、事業開発支援を展開するamidus社を買収。
 
■テクマトリックス <3762>
6月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。また、子会社NOBORIがエムスリー <2413> と共同で運営する医用画像診断支援AIプラットフォームで、医用画像解析ソフト「EIRL aneurysm」を手掛けるエルピクセルと業務提携。
 
■ODKソリューションズ<3839>
東証1部への市場変更に向け、10万株の立会外分売を実施。
 
■サイバーセキュリティクラウド<4493>
6月30日現在の株主を対象に1→4の株式分割を実施。最低投資金額は現在の4分の1に低下する。
 
■みらかホールディングス<4544>
新型コロナウイルスの抗体検査を受託。
 
■Delta−Fly Pharma<4598>
DFP-14323の臨床第2相試験でがん患者の病態制御に係る指標である病勢コントロール率が100%となった。
 
■フェニックスバイ<6190>
LSIメディエンスと業務提携。肝炎分野の薬効評価試験をはじめ、医薬品・農薬・化学品などの安全性評価に関する自社製品の受託試験業務をLSIメディエンスに委託する。
 
■ビーマップ<4316>
業務提携に向けてBitStarへ出資。リアル店舗送客ビジネスをインフルエンサーの活用で拡大することを目指す。
 
■明光ネットワークジャパン<4668>
発行済み株式数(自社株を除く)の5.84%にあたる155万株(金額で13億2525万円)を上限に、6月2日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
 
■アーレスティ<5852>
前期経常を一転黒字に上方修正。
 
■ワットマン<9927>
前期経常は43%増益で着地・1-3月期(4Q)経常は40%増益、今期業績は非開示。
 
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
2(火)
【国内】
5月マネタリーベース(8:50)
10年国債入札
《決算発表》
日本精工、プレミアG
 
【海外】
予定はありません
 
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。