売り買い拮抗、欧州株高が支え

【市況】東証グロース（前引け）＝売り買い拮抗、欧州株高が支え

 
東証グロース市場はグロースCore、東証マザーズ指数はしっかり。東証マザーズ指数の前引けは前日比2.72ポイント（0.34%）高い799.30だった。一時は節目の800を上回った。世界的な金利上昇一服を背景にグロース（成長）株への物色が続いた。前日の欧州株高も支えになった。
ビジョナルやフリーなど主力の一角が買われた。プレイドも商いを伴って上昇した。一方、マイクロ波やバンクオブイは下げた。
値上がり銘柄数234、値下がり銘柄数224と、売り買いが拮抗した。
 
25日に東証グロース市場に上場したトリプラは買い注文が膨らみ、午前は取引が成立しなかった。前引け時点の気配値は1360円と、公開価格（800円）を70%上回った。
 
 個別ではアミタホールディングス、サンワカンパニー、アズーム、霞ヶ関キャピタル、アドバンスト・メディアなど18銘柄が年初来高値を更新。アクリート、ログリー、リプロセル、グローバルセキュリティエキスパート、Birdmanが買われた。
 
 一方、ベースフード、THECOO、カルナバイオサイエンス、エアークローゼットが年初来安値を更新。マイクロ波化学、ウォンテッドリー、坪田ラボ、ファンペップ、POPERが売られた。