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反発、FOMCの結果受け買い優勢
【市況】東京株式(寄り付き)=反発、FOMCの結果受け買い優勢
【寄り付き概況】

12日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前日比57円42銭高の2万3449円28銭だった。
注目されたFOMCではFRBが4会合ぶりに政策金利を据え置き、2020年についてはメンバーの大半が利上げも利下げもゼロを予想、低金利環境の継続が見込まれることで、米国株市場はこれを支えに主要株価指数がしっかりの展開となった。米連邦公開市場委員会FOMCの結果発表を受け、日本株の買い安心感が意識されている。
 
ただ、足もとの外国為替市場でドルが売られ、1ドル=108円台半ばまで円高に振れていることで輸出セクターには向かい風が意識される。
 
きょうのECB理事会や英国総選挙の結果、15日の対中関税第4弾の引き上げ期限などを前に上値は重そうだ。また、明日にメジャーSQ算出を控えていることで、先物主導で不安定な動きも予想される。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、21業種が高く、値上がり上位に紙パルプ、非鉄、金属製品など。値下がりで目立つのは保険、ゴム製品、水産など。
 
 
個別では、ソニー、トヨタ、村田製、東エレクが高く、ファナック、キーエンス、信越化も堅調。コマツ、日立建機、クボタがしっかりし、JDI、任天堂が値を上げた。
 
半面、みずほFG、野村が安く、JXTG、出光興産は軟調となっている。
 
テクニカル的には明星工(1976)、ダイダン(1980)、コカコーラB(2579)、シュッピン(3179)、帝国繊維(3302)、マクロミル(3978)、ニーズウェル(3992)、日化学(4092)、Dガレ(4819)、フコク(5185)、クリエート(5187)、ホシザキ(6465)、アイコム(6820)、アズビル(6845)、小野測器(6858)、岩谷(8080)、丸井(8252)、井筒屋(8260)、ダイビル(8806)、MTI(9438)、大ガス(9532)、北ガス(9534)、静ガス(9543)、グローセル(9995)が動兆。