兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

OCN版はコチラ

続落スタート、米金融引き締め警戒
【市況】東京株式(寄り付き)=続落スタート、米金融引き締め警戒
【寄り付き概況】


22日午前の東京株式市場の日経平均株価は、前営業日比259円55銭安の2万7053円58銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、16.63ポイント安の1904.17で始まった。

前日の欧州株市場は主要国の株価指数が総じて上昇したものの、米国株市場ではリスクオフの地合いとなりNYダウ平均など主要株価指数が大幅下落した。景気減速懸念から前日比522ドル(1.7%)安と大きく下げた。

これを受けて東京株式市場も下値模索の動きが継続している。

注目されたFOMCではFRBが0.75%の政策金利引き上げを発表、会合後のパウエルFRB議長の記者会見を受けいったん買い戻される場面もあったが、その後は再び急速に売り込まれる展開となっており、東京株式市場でもリスク回避目的の売りに押される地合いが予想される。日経平均は2万7000円大台を意識した攻防となりそうだ。


米連邦準備理事会(FRB)が公表したFOMC参加者らの政策金利見通しで、2023年末の予想中央値は4.625%へと引き上げられた。市場の想定より強い金融引き締めを長く続けるとのタカ派的なスタンスが示された。

なかでもソニーGやリクルートなどのグロース(成長)株の下げが目立つ。業種別では空運業やサービス業、不動産業などの下げが大きい。

個別では、東電HD、川崎汽、エムスリーが安い。半面、昭電工、トヨタ、AGCは高い。