兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

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反落後、落ち着きどころを探る展開
【オープニングコメント】
反落後、落ち着きどころを探る展開
 
4日の日経平均株価は反落後、落ち着きどころを探る展開となりそう。
日経平均株価の予想レンジは2万9200円−2万9500円。
きのう3日は反発したものの、米国株の下落を受け、朝方は売り先行となりそう。
NYダウ平均は121ドル安の31270ドルで取引を終えた。長期金利が上昇したことでハイテク株が売られる展開。ナスダックが2.7%安と大きな下げとなった。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、3日の大阪取引所清算値比315円安の2万9275円だった。
米国株下落に対するネガティブインパクトは大きくなるだろう。シカゴ日経平均先物からは大幅安からのスタートが想定される。押したところでは25日線(2万9277円、3日時点)が一定のサポートになると考える。
手がかり材料に乏しいなか、米長期金利の先行き不透明感や、現地4日にはパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の講演が予定されていることから、様子見ムードが広がりそうだ。引き続き、時間外取引での米株価指数先物や中国上海総合指数など、海外市場の動向に左右される場面も想定される。
為替相場は、ドル・円が1ドル=106円台の後半(3日は106円81−83銭)、ユーロ・円が1ユーロ=129円前後(同129円17−21銭)と小動き。
 
 
 
【好材料銘柄】
 
■ナトコ <4627>
上期経常を53%上方修正・14期ぶり最高益更新へ。
 
■日立造船 <7004>
3日付の日本経済新聞電子版で「日立造船は容量が世界最大級の全固体電池を開発した」と報道。
 
■リコー <7752>
発行済み株式数(自社株を除く)の20.02%にあたる1億4500万株(金額で1000億円)を上限に自社株買いを実施。また、現在保有する自己株のうち2000万株と今回取得する全株を22年4月30日付で消却する。
 
■スターゼン <8043>
3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
 
■イーレックス <9517>
今期経常を一転60%増益に上方修正・最高益更新へ。
 
■農業総合研究所 <3541>
提携関係にあるJR東日本 <9020> のインフラを活用した新しい農産物流通プラットフォームの共同運用を開始。
 
■ロゼッタ <6182>
外国語が話せなくても自由に外国人と会話できる言語フリー・スペース「友コネクト(YouConnect)」を5月にリリース。
 
■エイケン工業 <7265>
11-1月期(1Q)経常は59%増益で着地。また、発行済み株式数(自社株を除く)の2.45%にあたる2万5000株(金額で6787万5000円)を上限に、3月4日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
 
■REVOLUTION <8894>
Tora Trading Servicesが保有する特許技術の使用許諾に関するシステムカスタマー契約を締結。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
4(木)
【国内】
30年国債入札
《決算発表》
積水ハウス、DyDo、ラクーンHD、内田洋、泉州電、アルチザ、日ハウスHD、ウチダエスコ、ザッパラス
 
【海外】
米1月製造業受注(3/5 0:00)
OPECプラス会合
《米決算発表》
コストコ・ホールセール、ギャップ、ブロードコム
 
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。