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ドルは下値を探る展開に106円割れ寸前まで下げる
【為替】ドルは下値を探る展開に106円割れ寸前まで下げる
[概況]

欧州株式市場も上昇で始まる中でドル安は続き、東京時間での安値を下抜いた。其の後一旦買い戻されて106円半ばを超えたが、NY市場で発表された米経済指標(1月生産者物価指数は予想通り、2月フィラデルフィア連銀景況指数は予想を上回り、2月NY連銀製造業景気指数、新規失業保険申請件数、1月鉱工業生産指数・設備稼働率はいずれも予想を下回る)の結果に再びドルは売りが優勢となった。
 
そしてダウのマイナス圏落ちに下げ幅を拡げたが、中盤に雨宮・若田部両氏を日銀副総裁に起用を検討と報道されて、緩和期待からドルは欧米市場高値106.850円まで急反発した。
 
しかし直ぐに売られて値下がり、引け近くにそれまでの安値を下抜いて2016年11月10日以来となる当日安値106.020円まで下落し、最後も前日比-90.5銭の106.130円と続落した。特段のドル売り材料が無い中でドル安が続き106円割れが目前に迫っているが、戻りは直ぐに売られるところを見ると、未だドルは下値を試す動きが続きそうだ。


[提供:カネツFX証券株式会社]