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182円安スタート、米国株安を受け売り優勢
【市況】東京株式(寄り付き)=182円安スタート、米国株安を受け売り優勢
【寄り付き概況】

20日寄付きの日経平均株価は、前営業日比182円92銭安の2万1297円98銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、11.94ポイント安の1708.03で始まった。
 
前日のNYダウが一時500ドル近い下げとなるなど波乱展開となり、会員情報の不正利用が判明したフェイスブック株が急落し、この流れがハイテク株全般に及び全体の下げを助長した。
これを受けて東京市場でもリスクオフの売り圧力にさらされる展開となっている。国内も「森友学園」の国有地売却に絡む問題で政局不安が逆風材料となっており、ヘッジファンド系資金も含めた外国人投資家の売りなどが予想され日経平均を押し下げる形となりそうだ。
ただ下値では、日銀のETF買いや個人の押し目買いが想定されるほか、外国為替市場で円高が一服していることもあり、為替相場を横目に売り一巡後は下げ渋る可能性もある。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、電力ガスを除き安い。値下がりで目立つのは精密機器、電機機器、金属製品、機械など
 
個別では、トヨタ、日産自、日本電産、パナソニック、ファナックが値を下げ、東エレク、キーエンスもさえない。サイバエジェが急落し、ソフトバンクG、ソニーは軟調。任天堂、ファーストリテは下落。三菱UFJ、野村は小幅安となっている。
半面、スクリンが買われ、マクニカ富エレは強含み。宇部興が値を上げ、DOWAはしっかり。日本郵政が上伸し、KDDIは小幅高となっている。
 
225先物はドイツ・ソジェン・モルスタ・バークレイズ・JPが買い越し。
野村・GS・アムロ・大和が売り越し。
TOPIX先物はドイツ・ソジェン・モルスタ・メリルが買い越し。
日興・JP・UBSが売り越し。
 
テクニカル的には、バロック(3548)、黒崎播磨(5352)、メタウォータ(9551)が動兆。