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値下がり優勢、主力銘柄を中心に売り
【市況】東証グロース(大引け)=値下がり優勢、主力銘柄を中心に売り

 
東証グロース市場は米国で長期金利が上昇してハイテク株が下落する中、投資家心理の重荷となり、グロース(成長)株の多い新興市場の主力銘柄を中心に売りが出た。
東証マザーズ指数、グロースCoreはいずれも続落。東証マザーズ指数の終値は前日比10.68ポイント(1.42%)安の740.62だった。マザーズ指数は朝方には小幅に上昇する場面もあったが、次第に売りが優勢となった。きょう東証グロース市場に新規上場した3銘柄はいずれも初値が公開価格を上回った半面、「資金を新興の主力銘柄に振り向ける動きは少ない」との声が聞かれた。
 
東証グロース市場では、M&A総研やビジョナル、フリーが下げた。一方で、TKPやEDPは上げた。
値上がり銘柄数116、値下がり銘柄数374と、値下がりが優勢だった。
 
28日にグロース市場に新規上場したArentは初値を17%下回る1483円、アクシスCは同9%下回る2754円で終えた。一方、モンラボの終値は初値比2%高の1075円だった。
 
個別では、シルバーエッグ・テクノロジー、エコモット、セレンディップ・ホールディングスがストップ高。クリアル、アズーム、ポート、ペットゴー、ラストワンマイルなど6銘柄は昨年来高値を更新。ルーデン・ホールディングス、アスタリスク、HPCシステムズ、データセクション、トゥエンティーフォーセブンが買われた。
 
 一方、セルシードがストップ安。アマナ、グランディーズ、ジィ・シィ企画、ウィルズ、オンコセラピー・サイエンスなど12銘柄は昨年来安値を更新。エーアイ、リベロ、モビルス、プログリット、アイビスが売られた。