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続落、下げ幅100円超、持ち高調整の売り
【市況】東京株式(寄り付き)=続落、下げ幅100円超、持ち高調整の売り
【寄り付き概況】

 
9日の日経平均株価は小幅続落して始まった。始値は前日比62円00銭安の2万8901円56銭。その後、下げ幅を100円超に広げた。
 
前日の欧州株市場は高安まちまちの展開で、米国株市場ではNYダウが小幅続落したものナスダック総合指数は3日続伸と強さを発揮した。米10年債利回りは若干上昇したものの1.5%台で落ち着いた動きとなっていることは買い安心感につながっている。
東京株式市場では新型コロナワクチンの大規模接種が進捗していることは国内の景気敏感株に追い風となるが、これ以外に買い手掛かりとなる材料に乏しい。
今週末にオプションSQ算出を控えていることもあって、日経平均は引き続き上値の重い展開が予想される。
 
米国務省が8日に日本への渡航警戒レベルを「渡航中止」から「渡航を再検討」へと1段階引き下げた。経済活動の正常化につながる前向きな動きとの受け止めから、空運株に買いが入っている。鉄道や陸運も高い。前日に人気化したエーザイはストップ高買い気配となっている。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は小動きとなっている。
 
個別では、東エレクやアドテストが下落している。ファストリやソニーGも売られている。一方、ソフトバンクグループ(SBG)は上昇。テルモやファナックも買われている。