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模様眺めムードが強まる可能性か
【オープニングコメント】
模様眺めムードが強まる可能性か
8日の東京株式市場は、米11月の雇用統計発表を前にした週末とあって、売り買いともに見送り姿勢が強まり、もみあい商状となりそうだ。
雇用統計の発表を見極めたいとする模様眺めムードが強まる可能性があるものの、12月の米利上げがコンセンサスであり、それほど手控えにはつながらないだろう。
日経平均の予想レンジは2万2250円−22650円を想定する。
先物オプションSQを控え、水準としては2万2500円処が居心地のよい水準のようだ。
SQ通過後は需給面で軽くなるとの見方もあり、年末に向けた上昇への期待感が高まる可能性はある。
 
 東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、売り490万株、買い1210万株で、差し引き720万株の買い越し。買い越しは7営業日連続。金額も買い越し。
売りセクターに、不動産、鉄鋼、通信、自動車、食品など。買いセクターに、化学、サービス、電機、REIT、情報通信、銀行、小売、自動車、薬品など。

注目銘柄
■理研グリン [9992] ★前期経常を92%上方修正
 17年10月期(7ヵ月の変則決算)の連結経常利益を従来予想の2.6億円→5億円に92.3%上方修正。主力の緑化関連薬剤の販売が好調で、売上が計画を上回ったことが寄与。利益率の高い製品の売上増加や原価低減で採算が改善したことも上振れに大きく貢献した。
 
■巴工業[6309]
2017年10月期の連結決算を発表。売上高は前の期比5%増の410億9300万円、当期純利益は55%増の15億300万円だった。化学工業製品が堅調に推移したほか、海外向け機械や部品・修理などの販売増と国内官需向け装置・工事の採算改善で機械製品も好調だった。2018年10月期は売上高428億円(前期比4%増)、当期純利益14億3000万円(同5%減)を見込む。7日終値は2221円(△70)
 
■スバル興業[9632]
2018年1月期の第3四半期(17年2〜10月期)連結決算を発表。売上高は170億6700万円(前年同期比11%増)、純利益が16億5400万円(同28%増)だった。主力の道路補修が伸びているほか、レジャー関連も堅調に推移している。売上高220億円(前期比9%増)、当期純利益17億4000万円(同19%増)などの通期予想に変更はない。同時に期末配当予想を従来の37.5円から142.5円に上方修正。業績が順調に推移していることを受けて普通配当37.5円に特別配当105円を加える。7日終値は8000円(△440)
 
 
【東証1部に市場変更】
 (7日大引け後 発表分)
■キャリインデ <6538> [東証M]
東証はキャリインデを14日付で東証1部に市場変更する。
 
【主な経済指標・スケジュール】
8(金)
【国内】
7-9月期GDP改定値(8:50)
10月毎月勤労統計調査(9:00)
11月景気ウォッチャー調査
人づくり革命・生産性革命政策パッケージ閣議決定
メジャーSQ
《決算発表》
エイチ・アイエス、カナモト、三井ハイテ、積水ハウス、学情、アスカネット、テンポスHD、鳥貴族、モルフォ、ポールHD、エイチーム、ソフトウェアサー、gumi、イトクロ、アイモバイル、丹青社
 
【海外】
中国11月貿易収支
米11月雇用統計(22:30)

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。