兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

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適正株価水準って?
「適正株価水準って?」
「適正株価水準って?」
 
推定SQ値は19825円92銭。
終値ベースではまた「幻」の可能性大。
もっとも先月も幻。
9月SQでダメ押しなのか、期待なのか微妙なところ。
 
易しいことを難しく語るのが専門家とか市場関係者。
そして割と根拠がないことも多い。
例えばPBRとPER。
PBRは純資産倍率だから企業の解散価値を図るのには役立つ。
しかしPERってどういう妥当性があるのだろうか。
株価収益率と言われるとなんとなく納得。
でも14倍割れたから割安とか16倍が限界なんて言っても根拠はなく経験則。
「株価÷1株利益」あるいは「時価総額÷純利益」がPER。
それはわかる。
しかしその意味するところは株価と会社の利益の関係。
だからどうなんだという気もする。
「その会社の過去のPERや将来の予想PERと比較すること」には使える。
「同業他社とPERを比較すること」にも使える。
でもそんな指標でしかない。
NYSEでは「伝統的に」14〜20倍程度をコアとした株価収益率の推移を示してきた。
というのが学説。
しかし日本のバブル崩壊後は40〜60倍と相当割高だった。
新興市場では成長性を期待した取引が中心だから60倍とか100倍もある。
こんな可変性のある尺度で物事を測る世界はあまりない。
むしろ・・・。
難しいことをやさしく颯爽と処理できる指標があればそれに越したことはない。
ただ、市場にかかわる専門家はやさしさを忌み嫌う傾向があるからややこしい。
所詮、経験則でしかないものに法則性を見つけて理論化するのは罫線も一緒だが・・・。
大体・・・。
「適正株価水準を説明せよ」なんて課題に仮説の答案は無数にある。
しかしまともに正解できる専門家はいないだろう。
もし「いる」としたらほとんど詐欺師チックだ。
 
投資家さんからのメール。

「夏にご用心」の替え歌でマザーズ指数は1180〜1095まで下落。
「相場の行方は煙の先」の写真、昨日北朝鮮問題で日経平均株価は300円安になりました。 
噂をすると株価は動く変化する。 
仮説をたて相場の行方は煙の先を想像していく。
 
説明すると「夏にご用心」の替え歌を紹介したのが7月25日。
自分でもあまり良くないイメージだったのが深層心理に警戒感があったのだろうか。
というのは後付講釈。
8月7日にFBに写真を乗せた。
軽井沢のゴルフ場の芝生のベンチに腰掛けてタバコを一服。
付けたコメントは「相場の行方は煙の先」。
まあ、よく見られているものだ。
そういえば、先週土曜の夜の東京駅のホーム。
のぞみからあさまに乗り換えるときに11号車のドアの前で声をかけられた。
「櫻井さん、いつも見ています。どちらさまで?」。
グーグルとかツイッター以上に、世界は「世にも奇妙な物語」なのかも知れない。
 
「夏にご用心」

夏は株価の脇を甘くするわご用心
為替が株価の裾をくすぐるのよご用心
それでも相場から離れなれない
悩ましげな悩ましげな円高くれば
誰かが不意に売付けするかも
あぶないあぶない
夏は本当にご用心 
春の高値のあとが
眩しく見える夏の後場
 
夏は危険な相場みたくなるわご用心
板がくちびる寄せてささやくのよご用心
それでも相場などやめられない
キラキラしたキラキラした値動きの下
素敵な株に誘惑されそう
あぶないあぶない
夏は本当にご用心
熟れた株価の化粧
こぼれて落ちる夏の後場
 
スケジュールを見てみると・・・
14日(月):4〜6月GDP、中国鉱工業生産、小売売上高
15日(火):首都圏マンション販売、米小売売上高、輸出入物価、NY連銀製造業景気指数、NAHB住宅市場指数、企業在庫、対米証券投資
16日(水):訪日外客数、米住宅着工件数、
17日(木):貿易統計、米鉱工業生産、CB景気先行指数、フィラデルフィア連銀製造景況感
18日(金):ミシガン大学消費者信頼感
 
【8月】
11日(金)山の日で休場
13日(日)水星逆行開始
15日(火)変化日
21日(月)バドミントン世界選手権(英グラスゴー)、仙台市長任期満了
22日(火)皆既日食(日本では見えない)、変化日
24日(木)米カンザスシティ連銀金融シンポジウム(ジャクソンホール)
27日(日)土星順行開始
28日(月)テニス全米オープン、ロンドンはサマーバンクホリデーで休場
29日(火)変化日
31日(木)サッカーW杯アジサ最終予選(日本VS豪州)
 
【8月】
14日株高の日
22日 大幅高の特異日
29日 株高の日L
 
 
(櫻井)。