兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

OCN版はコチラ

80円高 続伸、NYダウ上昇や円安など追い風に買い先行
【市況】東京株式(寄り付き)=80円高 続伸、NYダウ上昇や円安など追い風に買い先行
【寄り付き概況】


20日の日経平均株価は続伸して始まった。
始値は前日比80円27銭高の2万3752円79銭。米中貿易摩擦に対する過度な警戒感が後退し、19日の米株式市場でダウ工業株30種平均が続伸。投資家が運用リスクを取る姿勢を強め、日本株にも買いが先行している。
 
前日のNYダウが160ドル近い上昇をみせており、東京株式市場でもリスクを取る動きが継続している。外国為替市場で1ドル=112円台前半の推移と円安水準でもみ合っていることも輸出株中心に支援材料となっている。
 
また、米長期金利の上昇で米金融株が買われていることは、東京市場でもメガバンクなどに追い風となる。ただ、日経平均は前日までの4営業日で1000円を超える大幅な上昇をみせているだけに、利益確定売り圧力も意識される場面だろう。
自民党総裁選の投開票は安倍首相の3選が確実視されており、全体相場への影響は限定的とみられるが、今後を占ううえで地方票などの動向に注目が集まる。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、28業種が高く、値上がり上位に銀行、保険、鉄鋼、非鉄、証券など。
 
個別では、三菱UFJ、みずほFGの大手銀行株や第一生命、東京海上といった保険株が軒並み高。ソフトバンクGは値を上げ、任天堂も堅調。トヨタ、ホンダが高く、ファナック、キーエンスは買い優勢。
 
半面、ソニーが安く、東エレク、SUMCOは軟調。武田、JT、花王、資生堂は売られ、ファーストリテは前日の終値近辺でもみ合っている。JAL、ANAが下落し、東海カはさえない。
 
225先物は、アムロ・JP・ソジェン・クレディ・GS・SBIが買い越し。
野村・モルスタ・HSBC・シティ・三菱が売り越し。
TOPIX先物はUBS・モルスタ・GS・JP・ソジェンが買い越し。
野村・HSBC・三菱・大和・パリバ・日興が売り越し。
 
テクニカル的には、三機工(1961)、ツクイ(2398)、双日(2768)、ユニチカ(3103)、日東紡(3110)、日調剤(3341)、ススロー(3563)、小松精(3580)、VOYAGE(3688)、Ubicom(3937)、昭和電工(4004)、ダイセル(4202)、積水化(4204)、日化薬(4272)、栄研化(4549)、ゼリア(4559)、キョーリン(4569)、DIC(4631)、フジ(4676)、ジャスト(4686)、フューチャー(4722)、デクセリ(4980)、富士石油(5017)、AGC(5201)、日山村硝(5210)、特殊陶(5334)、TYK(5363)、フジミインコ(5384)、JFE(5411)、大紀アルミ(5702)、住電工(5802)、ネツレン(5976)、サンコール(5985)、タクマ(6013)、ツガミ(6101)、牧野フ(6135)、DMG森(6141)、日阪製(6247)、平田機工(6258)、洋エンジ(6330)、小森(6349)、栗田工(6370)、福島工(6420)、JUKI(6440)、マックス(6454)、GSユアサ(6674)、富士通(6702)、TDK(6762)、TOA(6809)、デンソー(6902)、日CMK(6958)、双葉電(6986)、三菱ロジ(7105)、エクセディ(7278)、第一興商(7458)、島津(7701)、スター精密(7718)、稲畑産(8098)、ケーズ(8282)、新生銀(8303)、七十七(8341)、日証金(8511)、MS&AD(8725)、ランビジ(8944)、JR東海(9022)、丸和運輸(9090)、北陸電(9505)、アルテック(9972)が動兆。