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毎日コラム 2015年06月08日
「クールビズ」と「スーパークールビズ」の違い
クールビズが始まったのは、2005年の小泉政権時代です。「夏場の軽装による冷房の節約」がクールビズの目的でした。

クールビズ・スーパークールビズともに、ちゃんとした定義はなく、また企業や職場により「ここまではOK」という許容範囲が違うことから、それぞれの定義や違いを明確にすることは難しいですが、一般的なクールビズとスーパークールビズの違いとしてはクールビズでは許されないこともスーパークールビズでは許されます。

「スーパークールビズ」を辞書で引くとこう書いてあります。
環境省が推進する節電・地球温暖化防止のための取り組み。 東日本大震災に伴う節電の必要性を受けて、クールビズの取り組みをさらに徹底したもので、平成23年(2011)の夏期に実施。省内でのポロシャツ・アロハシャツ・スニーカーの着用を認め、TPOに応じてTシャツ・ジーンズなどの着用も可とするなど、従来のクールビズよりも一歩踏み込んだ軽装を率先して行い、企業・団体等に対して暑さをしのぐ工夫を呼びかけた。
従来のクールビズでは、ノーネクタイやノージャケット、半そでシャツ、かりゆしシャツ(沖縄の伝統染織物、文化や自然などがデザインされたシャツ)、チノパンの着用は可とされ、ポロシャツやアロハシャツ、ジーパンやスニーカーなどは原則不可。

スーパークールビズでは、従来のクールビズで可とされていたものはもちろん、ポロシャツやアロハシャツ、スニーカーが可となり、Tシャツ、ジーパン、サンダルについても、TPOに応じた節度ある着用であれば可とされています。

服装だけでなく勤務シフトについても、スーパークールビズでは「勤務時間の朝型シフト」のほか、「残業はなるべく禁止に」「在宅勤務の導入を検討」「夏休みを2週間に」などという取り組みが提案されています。
※環境省HPより
クールビズ10年目を迎え、2014年1月に行われた環境省の意識調査によると、「クールビズ」の認知度は9割を超えたようですが、ポロシャツやアロハシャツを推奨した「スーパークールビズ」の認知度は6割程度に留まっているようです。
次回は6月09日(火)更新!!