ルーツは一緒。ふえるわかめちゃん、コンドームのオカモト

昨年STAP細胞の論文問題で、巷を騒がせていた独立行政法人理化学研究所。

一般庶民には全く関係ないと思われがちな理研ですが、案外身近で関係しているものもあります。

例えば、テレビＣＭで流れていた「なんと、バター醤油がドレッシングに！」がキャッチコピー？のごちそうマジックを作っている理研ビタミン(カタカナで”リケン”と書いてたりします)のルーツは理化学研究所です。


ごちそうマジックシリーズ・・・理研ビタミン株式会社
理研ビタミンのドレッシング系や焼肉のたれなんかが、家にある人は結構いるんじゃないんでしょうか。

理化学研究所は幕末から明治にかけて活躍した有名な渋沢栄一氏が設立しました。 渋沢栄一氏は農民の出自から大蔵官僚、そして現みずほ銀行や東京海上、キリンやサッポロビールなど数々の大企業の設立に関わり、日本の資本主義の父とまで言われた偉大な人物です。

渋沢栄一（(しぶさわ えいいち）　天保11年（1840）〜昭和6年（1931））は、明治・大正期の実業家。 日本資本主義の父といわれる。第一国立銀行のほかにも、東京証券取引所、東京ガス、東京海上日動火災保険、王子製紙、帝国ホテルなど、 いろんな会社の設立にかかわっていて500以上の産業を興すとともに、77歳からは社会福祉、国際親善、教育、労使関係など、600以上の社会事業に奉仕した。

その後、理化学研究所は理研コンツェルンと言われる財閥にまで拡大しましたが、当時の関連会社には先述した理研ビタミンや山口の宇部マテリアル、 自動車エンジンの基幹部品のひとつであるピストンリングを開発 ・製造する理研ピストンリング（現在の社名はリケン）も高い技術力で有名です。 私たちに関わりのある企業がたくさんあるのです。

そして、理研の遺産はまだまだあります！理研感光紙は、現在の「リコー」になりました。ちなみにコンドームで有名な「オカモト」も旧社名は「岡本理研」というゴムメーカーでした。

科学という難しそうで敷居の高い分野の代表格である理研さんが、私たちの暮らしに意外と関わっているのに驚きます。

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【参考銘柄】
■理研ビタミン [4526] 東証1部
株価:3,915円 (6月29日終値)
参考取得価格:391,500円

■オカモト [5122] 東証1部
株価:456円 (6月29日終値)
参考取得価格:456,000円

■リコー [7752] 東証1部
株価:1255.5円 (6月29日終値)
参考取得価格:125,550円

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