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2015年11月01日
「ファンタスティック・フォー」
「ファンタスティック・フォー」は超能力をもつ4人のヒーローチームが悪役をやっつけたり、地球を救ったりする痛快なアメリカン・コミックスです。同じアメ・コミのヒーロー物ではスーパーマンやバットマン、スパイダーマンがあまりにも有名ですが、ファンタスティック・フォーも2005年に実写映画として公開され、日本でも人気を博しました。その続編が今年10月に公開されています。既に鑑賞された方も多いのではないでしょうか。

ちなみに今年上半期の日本での洋画興行収入第1位はベイマックス91億円、2位はシンデレラ57億円とディズニーがワンツーフィニッシュ。邦画では妖怪ウォッチ78億円、名探偵コナン44億円(いずれも東宝配給)とアニメ系が上位にランクされています。2014年では、洋画はディズニーのアナ雪254億円、マレフィセント65億円が、邦画は永遠のゼロ87億円、STAND BY MEドラえもん83億円がそれぞれ1/2位でした。

3作目となるファンタスティック・フォーはどのくらい稼ぐのでしょうか。

【2015年の上半期外国映画興収ランキングトップ10】(最終興収の数字は一部推定)
1『ベイマックス』91億6千万円
2『シンデレラ』57億2千万円
3『ワイルド・スピード SKY MISSION』34億5千万円
4『イントゥ・ザ・ウッズ』23億7千万円
5『アメリカン・スナイパー』22億5千万円
6『ホビット 決戦のゆくえ』16億2千万円
7『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』15億4千万円
8『トゥモローランド』14億5千万円
9『ANNIE/アニー』14億円
10『ミュータント・タートルズ』12億3千万円

【2015年の上半期日本映画興収ランキングトップ10】(最終興収の数字は一部推定)
1『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』78億円
2『名探偵コナン 業火の向日葵(ごうかのひまわり)』44億7千万円
3『映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記(スペースヒーローズ)』39億3千万円
4『ドラゴンボールZ 復活の「F」』37億4千万円
5『ビリギャル』28億3千万円〜(上映中)
6『映画 暗殺教室』27億7千万円
7『ラブライブ!The School Idol Movie』24億円〜(上映中※さらに順位を上げる可能性あり)
8『ストロボ・エッジ』23億2千万円
9『映画クレヨンしんちゃん オラの引越し物語〜サボテン大襲撃〜』22億8千万円
10『寄生獣』20億2千万円
2015年上半期(2014年冬〜2015年6月公開)
ロードバイクの世界にもこの「4」が存在します。
彼らは超能力でタイヤのパンクを瞬時に直し、激坂の登りに苦しむローディーがいれば空を飛んで運び・・・などということはありません。

世界最高のロードレースである「ツール・ド・フランス」。

世界最大の自転車レース、ツール・ド・フランス2015は7月4日、オランダ・ユトレヒトで開幕し、ベルギーを通過した後、フランス一周の旅を進めていく。 全21ステージ、総走行距離3360kmの戦いでは、山岳、スプリント、タイムトライアル(TT)、パヴェ(石畳)とさまざまなコースを走る。サイクルロードレース界の最高峰に立つ22チーム・198選手の中から、第102回大会の王者となるのは誰か。4賞ジャージの行方を中心に、3週間の熱き戦いを展望する。

今年もツールを象徴する栄光のリーダージャージ「マイヨジョーヌ」(個人総合優勝)候補として挙げられた4人のロードレーサーが、他に抜きんでて強く人気もあったことからこう呼ばれました。

その4人とは、
ヴィンチェンツォ・ニーバリ(アスタナ プロチーム)
クリス・フルーム(チーム スカイ)
アルベルト・コンタドール(ティンコフ・サクソ)
ナイロ・キンタナ(モヴィスター チーム)
です。

海外メディアは彼らのことをファンタスティック4と呼んでいるのです。

ニーバリはツールのディフェンディング・チャンピオン。フルームは一昨年の覇者で昨年も優勝候補でしたが惜しくも落車してリタイヤ。コンタドールはグランツール7冠の王者、キンタナはヒルクライマー(登り坂が得意)にして強豪チームの若きエースです。

やはり"ファンタスティック"だった4選手
レース結果は、フルームが2位キンタナに1分12秒の大差をつけてマイヨジョーヌ返り咲きを果たしました。今年のツール・ド・フランスは3360km(21ステージ)の合計タイムで争われたので、1分程度では僅差と思われるかもしれませんが、フルームは序盤でトップに立つとその後は一度もその座を明け渡すことはありませんでした。終盤戦に入った時点で、大きなアクシデントさえなければフルームのマイヨジョーヌ獲得は確実とされていたのです。

3週間の戦いを振り返り、「ファンタスティック4」は、やはり「ファンタスティックだった」との印象が強い。総合トップ5にきっちり入ってきたことはもちろんだが、それ以上に彼らのレース運びやトライする姿勢に着目すべきだろう。エンジンがかかりきらない選手が多かったなか、ライバルたちに強さを見せつけたのです。

ツール・ド・フランスは1チーム9名体制。

今年の参加は22チームでしたから、198台ものロードバイクが田舎道や山岳路といった幅の狭い道を、平坦路で時速40キロ台、山岳ステージの下りでは100キロを超えるスピードで駆け抜けます。少しでも空気抵抗を減らしてスピードを出そうとするため、各チームはドラフティングといって前車との間隔を数十センチほどに詰めて隊列を組みます。道路脇で観戦すると、きっとファンタスティックな眺めであり、そのスピードに圧倒されることでしょう。

5位に入ったコンタドールは、来シーズン限りで引退する可能性を表明しました。「ツールのファンタスティック・フォー」は来年が最終編となってしまうのでしょうか。

次回は「GOGOユキヤ!」です。お楽しみに
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次回は11月02日(月)更新!!