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2015年11月02日
「郵政関連銘柄」に注目!!
いよいよとなるが郵政グループ上場(11月4日)の一大イベントが注目される。ブックビルディング参加の人気の高さなどを背景に好スタートが期待される。

過剰な初値とはならないだろうが、好スタートとなれば、その後の個人の資金回転が利きやすくなり、中小型株などへの波及が意識されよう。

郵政グループについてはインデックスへの参入も含め、機関投資家等の資金流入が見込まれている。また、郵政関連銘柄などへの波及も意識される可能性がありそうだ。

「郵政関連銘柄」が買われるのか、郵政を買うために売られるのかということもあるが、取引先や関連企業のみならず、同じ業界の似た銘柄の株価も連動する傾向が多い。

この動きを利用して投資をすれば、郵政IPOに外れたり、公募価格に手が出せなかったという人でも、充分に郵政上場による恩恵にあずかることは可能なのではないか!
【郵政関連銘柄】
電算システム(3630:東証1部)
郵政上場で注目を浴びている銘柄トップ。コンビニの収納代行サービスとなる「ゆうちょ振替MT代行サービス」を展開、また「ふるさと小包」の宛名送り状(ラベル)等の受注を受けています。

ヤマトHD(ヤマト運輸:東証1部9064)
日本郵政の宿敵。小型宅配便「宅急便コンパクト」やカタログ・パンフレットを投函する「クロネコDM便」など、常にニーズに合わせた新しいサービスの提供を行っている。

ソフトフロント(2321:JASDAQ)
WEB上で手紙を作成し、印刷及び郵送をすることが可能なWEBサービスである「デジタルポスト」を展開する、デジタルポスト社の株主。「デジタルポスト」事業の今後の将来性に期待が集まっています。

フライトHD(3753:東証2部)
ソフトフロントと同じく、デジタルポストの株主。

メガバンク株も郵政関連銘柄
銀行株を買っている機関投資家は、ゆうちょ銀行上場により、一定の比率でゆうちょ銀行を買わざるを得ません。メガバンク株も広い意味では郵政関連銘柄。

メガバンクと同じ理由で、生命保険会社株も広い意味で郵政関連銘柄と言えます。 ただし日本の生命保険会社で上場しているのは、第一生命とT&D-HD(太陽生命と大同生命の持ち株会社)の2社。

・第一生命保険(8750:東証1部)
・T&D-HD(8795:東証1部)