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2015年11月15日
ガールズケイリン「顔より太もも」
 画像出典:GIRL'S KEIRIN ( http://www.girlskeirin.com/ )
前回は、欧州仕込みの日本人レーサー「GOGOユキヤ!」紹介しました。

「ケイリン」と聞いてオリンピック競技を連想する方は少ないでしょう。

オリンピック種目に採用されている自転車競技には、一般公道を使ったロードレースのほか、トラック(バンク)を使ったスプリント、パーシュート(追い抜き)やケイリンなどがあります。


【短距離】

【中・長距離】
(KEIRN.JP自転車競技ガイドより参照)

「ケイリン」がオリンピック種目に正式採用されたのは2000年のシドニーオリンピックから。日本発祥のスポーツとしては柔道に次ぐものですから、快挙ですよね。

この背景には世界選手権スプリントで10連覇(1977〜1986年)の偉業を遂げた中野浩一氏の存在が大きかったようです。

中野氏は1975年に競輪選手としてデビュー。

日本のプロスポーツ初の年間獲得賞金1億円突破や内閣総理大臣顕彰・紫綬褒章の受賞など、輝かしい経歴の持ち主です。彼の熱い走りがケイリンというスポーツを世界に認めさせたのですね。

さて、今日の本題は 「ガールズケイリン」
「顔より太もも。」こんなキャッチコピーの巨大看板を見たことはありますか?


ちょっと面白いキャッチフレーズですが、顔以上に美しい女性の肉体美を見ることができるのが、「ガールズケイリン」。女子選手も男子選手と同じように競輪のレースに出ているのです。いまブームになりつつあるガールズケイリンの魅力を紹介しましょう。

「ケイリン」であっても女子の「競輪」です。(ややこしいですね)
女子競輪は2012年、オリンピック選手の強化や車券売上低迷の打開策として48年振りに復活しました。(半世紀も前にガールズが存在していたというのは驚きですが・・・)

現在80名余が在籍し、日々の競輪はもちろん、世界選手権などの大会に出場したり、ジャパンカップなどのロードレースの運営をお手伝いしたりして、華やかに活躍しています。

「ガールズケイリン総選挙」なんていうのもあるそうです。

男子競輪との違いは、オリンピック・ルールのようにヨコの動きが制限されていて、男子のような激しい進路争いはありません。まあ、そこは乙女ですからね。使用するバイクも違います。カーボン素材が認められていて、フレームやホイールがとってもカラフルです。

トライアスロンやTT(タイムトライアル)用のバイクに似ていますが、そこは競輪用バイク。リアハブ(ホイール)が空回りせず=ということは、下り坂であってもバイクが動いている限りペダルを回し続けなければならず、ブレーキもないため直ぐには止まれない、いわゆるピストバイクなのです。また、変速ギアもありませんからスタート時は異様にスローな動き出しになります。

ガールズケイリンの選手になるためには、男子と同様、試験を受けて競輪学校に入学し、約1年間の指導・訓練を受けたうえで競輪選手資格検定に合格しなければなりません。

競輪学校の厳しさは、TVのドキュメンタリー番組などで目にしますが、過酷のひと言に尽きます。 公益財団法人JKA(元の日本自転車振興会)が運営するガールズケイリン情報配信サイト「GIRL’S KEIRIN」( http://www.girlskeirin.com/index.html)をご覧ください。

そのキャッチコピーも『顔より太もも』・・・

「顔」も「太もも」も素敵なガールズが紹介されていますよ。


次回は「自転車屋に行ってみよう!」です。お楽しみに

ご参考(参照:ガールズケイリンHPより)

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