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2016年02月05日
ジカ熱とは何か?
ジカ熱をめぐっては、世界保健機関(WHO)が緊急事態を宣言した。

緊急事態宣言は西アフリカで猛威を振るったエボラ出血熱への対応で2014年8月に出されて以来。これにより、国際社会は感染の封じ込めに向け、一致したさらなる行動を求められる。
昨年5月にブラジルで確認された感染は、中南米を中心に20か国・地域以上に拡大した。WHOは、中南米の感染者が最大400万人に達すると推計している。

ジカ熱に感染しても、ほとんどの場合、発熱や頭痛などの症状にとどまる。懸念されているのは、妊婦が感染すると、新生児に、脳の発達が遅れる小頭症のリスクが高まる可能性があることだ。
中南米諸国では、社会不安が広がっている。ブラジルでは、既に150万人が感染しているとみられ、小頭症の新生児の報告数は約4000例に上る。

WHOは、アフリカやアジアにも感染が拡大する可能性を懸念。ジカ熱は蚊が媒介するとされているが、性感染が確認されれば、問題が一段と深刻化することは必至だ。

また、リオデジャネイロオリンピックの大会組織委員会は競技会場を中心に、蚊の発生源となる水たまりを取り除くなど予防対策を強化している。
オリンピック本番まであと半年に迫ったリオデジャネイロでは、毎週のように各競技会場を使ったテスト大会が行われていて、参加している選手からはジカ熱に対する不安の声が上がっている。

ジカウイルス感染症とは、どのような病気ですか?
答:ジカウイルスが感染することによりおこる感染症で、軽度の発熱、発疹、結膜炎、筋肉痛、関節痛、倦怠感、頭痛などが主な症状です。

どのようにして感染するのですか?
答:ウイルスに感染した患者を蚊が吸血すると、蚊の体内でウイルスが増殖し、その蚊が他者を吸血することでウイルスが感染します(蚊媒介性)。感染したヒトから他のヒトに直接感染するような病気ではありません。また、感染して全員が発症するわけではなく、症状がないか、症状が軽いため気付かないこともあります。 妊娠中の女性が感染すると胎児に感染する可能性が指摘されていますが、その感染機序や感染時期はわかっていません。

世界のどの地域が流行地ですか?
答:アフリカ、中央・南アメリカ、アジア太平洋地域で発生があります。特に、近年は中南米で流行しています。

日本国内での発生はありますか?
答:日本国内で感染した症例はありません。海外の流行地で感染し、発症した症例が、 2013 年以降、3例国内で見つかっています。

感染を媒介する蚊は日本にもいますか?
答:ヤブカ属のネッタイシマカやヒトスジシマカが、ウイルスを媒介することが確認されています。ネッタイシマカは、日本には常在していませんが、ヒトスジシマカは、日本のほとんどの地域(秋田県および岩手県以南)でみられます。

治療薬はありますか?
答:ジカウイルスに対する特有の薬は見つかっておりません。対症療法となります。

罹ると重い病気ですか?
答:ジカウイルス感染症は、感染しても 症状がないか、症状が軽いため気付きにくいこともあります。症状は軽く、2〜7日続いた後に治り、予後は比較的良好な感染症です。 

妊婦や胎児にジカウイルス感染症はどのように影響しますか?
答:ブラジル保健省は、妊娠中のジカウイルス感染と胎児の小頭症に関連がみられるとの発表をしており、 2016年1月15日には、米国 CDC が、妊娠中のジカウイルス感染と小頭症との関連についてより詳細な調査結果が得られるまでは、流行国地域(問3参照)への妊婦の方の渡航を控えるよう警告を、1月21日には、ECDC(欧州疾病対策センター)が、流行地域への妊婦の方の渡航を控えることを推奨しました。また、2月1日に、WHOは、緊急委員会を開催し、小頭症及び神経障害の集団発生に関する「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態(PHEIC)」を宣言しました。 現在、小頭症や神経障害とジカウイルスとの関連についての調査が行われています。

(ジカ熱に関するQ&Aについて - 厚生労働省より)

ジカ熱関連銘柄
中南米で蚊が媒介する「ジカ熱」が急速に広がっているのを受けて、「国際的に懸念される公衆衛生の緊急事態」を宣言したと伝わっており、感染症対策の関連銘柄に物色が向かっている。

防護服のアゼアス<3161>、簡易隔離ブースの日本エアーテック<6291>、サーモグラフィーの日本アビオニクス<6946>などが急伸したほか、防虫剤のアース製薬 <4985>やフマキラー <4998> などもしっかり。防虫効果のある網戸用の網を展開するニックス<4243>など上昇している。

また、3日、昼のNHKニュースで、「米テキサス州ダラス郡の保健当局によると、主に蚊が媒介するといわれるジカ熱について、性的な接触で人から人へ直接感染した例が確認された」と報じられたことを受けて、ジカ熱関連の一角としてコンドーム大手の同社にも思惑が波及しているようだ。

オカモト<5122>、不二ラテックス<5199>、相模ゴム工業<5194>動意づいている。



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