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麦わら帽子は冬に買え


解説

■麦わら帽子は冬に買え

株は安く買って高く売れば絶対に儲かります。

当たり前ですね。

デパートでシーズンオフの商品(麦わら帽子)はバーゲンによって安く買えますね。

同じ商品でもそのシーズン(夏)に買おうと思えばバーゲンよりも高い価格になっています。

広義としては逆張り投資を意図しています。

他の投資家が目をつけていない、むしろ景気の良くない銘柄に張るという事です。

狭義ではシーズンストックについて語っていると言えます。

シーズンストックという言葉をご存知でしょうか?

季節要因によって業績に大きな影響を受ける銘柄のことで、株価もそれに応じて変動します。

昔はシーズン・ストックで代表的な銘柄と言えば、ビール株でした。

「今年は暑いなぁ〜 じゃあビール株でも買ってみるか〜」と考えてみんなが素直に買ってくれる時代でした。

有名どころのビール株は、アサヒビールやキリンビールです。

この2銘柄は夏前に株価のピークを迎え、その後下降するパターンを毎年繰り返していました。

この単純な法則に忠実に従って実行すればかなりの確度で儲かっていたわけです。

(注:現在は一般に知れ渡り過ぎてこの法則は当てはまらなくなってしまっています。)

もっとサイクルが早くなると、「麦わら帽子は夏に買え」になってしまうかもしれません(笑)

まぁ誰も損をしようと思っての株式投資ではないので、多くの人にシーズン・ストックと意識され始めた時点で、シーズン・ストックの意味が無くなっていると言うことでしょう。

このような銘柄を研究してみるのも面白いかも知れませんね。