兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

OCN版はコチラ

Eimei みちしるべ 2015年01月05日
《Eimei「みちしるべ」》(1月5日から9日の週)

年末年始の休暇中のNY株式市場。
NYダウは12月29日比205ドル安。
NASDAQは同80ポイント安。
S&P500は同32ポイント安。
残念ながら年末高とはならなかった。
年が改まってガラリと市場心理が変化するのは良くあること。
とは言っても、ガラリと変わったとは考えにくいだろう。
大発会に登場した麻生財務相。
「預金から投資へ」という思考法を色濃く出していたような印象。
アベノミクス誕生以来、市場にあるのは「国策相場」的動き。
この動きが変わった訳ではなかろう。
「ヒヤッとしたあの一瞬が買い場だった」はよくあること。
今年もこの「ヒヤッ」とその後の「ニンマリ」の同居は続くとみたいところ。

そもそも・・・。
12月は17450円で終了し月足陰線。
(前月比基準11月末17540円、月足陽線基準17590円)。
しかも25日移動平均(17515円)を下回った。
感覚的には前年末比1159円の上昇で3年連続上昇だったが、近視眼的には安値終わり。
良かったのか悪かったのが微妙ではあった。
クリスマスに黒くねじれた「勝手雲」は1月8日に白くねじれているのだが・・・。

アノマリーを見てみると・・・。
☆上昇確率が高いのは12月、3月、6月、4月。
☆下落確率が高いのは10月、9月、7月、1月。
☆アメリカ・スーパーボールのアノマリー。
NFC所属チームが勝つとNY株式は高い(確率80%ほど)
☆1950年以降NY株式市場は2年連続で上昇することが多い。
例外は1961年。
☆米国中間選挙の翌年は上昇する。1946年以降全て上昇。
☆1月に動いたトレンド(業種や大型中小型株など)がその年のスタイルになる。
☆上げ下げの特異日。
1月14日は最も上昇しやすいとされている日
1月21日は下げの特異日
2月バレンタインデーは上げの特異日
3月20日は上げの特異日
4月17日は下げの特異日
5月17日は上げの特異日
7月6日は下げの特異日
7月9日は上げの特異日
7月26日は下げの特異日
10月4日(投資の日)は上げの特異日
10月16日は上げの特異日
11月4日は上げの特異日。
11月7日は下げの特異日
☆月の因果
3月上昇→5月下落、3月下落→5月上昇(3月と5月は逆相関)。
4月上昇→8月下落、4月下落→8月上昇(4月と8月は逆相関)。
9月下落→10月下落、9月上昇→10月上昇(9月と10月は正相関)。
7月上昇→12月上昇、7月下落→10月下落(7月と12月は正相関)。
10月上昇→翌年2月上昇、10月下落→翌年2月下落(10月と翌年2月は正相関)。

一般的には「大発会銘柄」に注意が向く傾向がある。
その大発会銘柄とは「値上り銘柄で売買代金最上位」。
覚えておきたい。

日経平均想定レンジ

下限17281円(12月SQ値)〜上限17935円(終値ベースの昨年高値)