兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

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相場概況(前引け)
大幅反落 一時1300円安、貿易摩擦懸念で
東京株式(前引け)=大幅反落 一時1300円安、貿易摩擦懸念で

    9日午前の日経平均株価は大幅反落し、午前終値は前日比865円54銭安の3万2147円04銭だった。   きょう前場は、リスク回避目的の売りが噴出し日経平均は一時1300円あまりの下げをみせる場面があった。前日の米国株市場では朝高後にNYダウやナスダック総合株価指数など主要株価指数が次第安の展開となりマイナスで引けたことから、東京株式市場でもこれに追随して売り圧力の強い地合いとなった。米中間で貿易戦争の様相を呈していることで、買い手控え感が強まっている。また、日本時間午後1時1分に発動される相互関税に対する警戒感も強い。先物主導で下げた後は買...

相場概況(寄り付き後)
反落スタート、関税懸念受けた米株安で
【市況】東京株式(寄り付き)=反落スタート、関税懸念受けた米株安で

【寄り付き概況】     9日の日経平均株価は反落で始まった。始値は前日比483円35銭安の3万2529円23銭。   前日の欧州株市場は主要国の株価が総じて上昇したが、米国株市場では朝高後は次第安の展開となり、NYダウやナスダック総合株価指数など揃ってマイナス圏で引けた。トランプ米政権の中国に対する高関税政策と中国からの報復関税を背景に貿易戦争の世界経済への影響が警戒されている。東京株式市場では前日に日経平均株価が歴代4位となる1800円を超える上げ幅で切り返したが、再び下値を試す動きを強いられている。相互関税の発動を...

相場展望(寄り付き前)
反落後、もみ合い展開か
【オープニングコメント】
反落後、もみ合い展開か

9日の東京株式市場は反落後、もみ合いか。 日経平均株価の予想レンジは、3万2000円-3万2500円を想定。(8日終値3万3012円58銭)   米国株は下落。ダウ平均は320ドル安の37645ドルで取引を終えた。高く始まり1400ドル超上げる場面もあったが、買いが続かず急失速。終盤に下げに転じると一時800ドル超下落するなど乱高下した。 現地8日の米国株式が下落した動きを受け、売り先行スタートが見込まれる。   為替相場は、ドル・円が1ドル=146円台の前半(8日は147円39-40銭)...

株価材料NEWS
【株価材料NEWS】
【株価材料NEWS】

今日の株価材料(4月9日)】   ■車の炭素繊維、EU禁止案 東レ<3402>など先端素材に打撃   ■赤沢経財相、米財務長官と関税交渉 早期訪米に意欲   ■サイバー安保、危機感共有 関連法案が衆院通過   ■AI推進、国が司令塔に 衆院審議入り   ■クオリプス<4894> 心筋シートを承認申請 iPS医薬品で初   ■内田洋行<8057&g...

毎日コラム
櫻井英明の株式辞典【よ行】

【よ行】
 
■ヨーロピアンタイプ【よーろぴあんたいぷ】
オプション取引や投資信託、仕組み債などで満期日のみに権利行使ができるタイプのこと。
一方、満期日以前にいつでも権利行使ができるタイプをアメリカンタイプという。
ただ、オプション取引などで反対売買はいつでも出来るので間違いやすい。
あくまでも「権利行使」の自由度こと。
一般的にアメリカンタイプの方がヨーロピアンタイプよりもプレミアムが大きい。
また行使期間中に、権利行使可能な期日を複数回、間隔をあけて設定されているものをバミューダタイプという。
権利行使日を「マド」と呼ぶことがある。
因みにバミューダは欧州と米国の中間に位置している。
 
 
 
■様子見【ようすみ】
市場に参加することなく、事の成り行きを見守ること。
模様眺めとも表現される。
参加できない理由は、先行きの明確な方向がつかめないこととされる。
しかし、株式市場の場合、どんなケースでも「明確に方向がつかめる」ことは稀。
直近に経済指標や決算発表が控えていると、それを待っての様子見モードとされることが多い。
またある意味、オーバーナイトをしない投資家も市場に参加してはいるものの毎晩「様子見」をしているとも考えられる。
 
 
 
■寄り付き【よりつき】
過去18時間の妄想のすべてを一気に解消してくれる瞬間。
人によっては、こよなく愛する時間帯の始まり。
 
 
 
■よりひどい愚か者の理論【よりひどいおろかもののりろん】
割高で実は投資するだけの価値がない銘柄を、自分が買った値段より高い値段で買う愚かな投資家が現れるだろうという論理。
別に「もう一人の愚か者」論ともいいます。
高値を買う自分よりもさらに愚かな投資家がいるという前提に立った投資理論。
自分よりも高値がつける投資家がいることを単純に期待する真理とも言える。
「そんな愚かな投資家はいない」という反論もあるが、実際には多くの場面で見られる。
また、日本の長期国債などこの論理がなければ買えない筈。
 
 
 
■陽線・陰線(ようせん・いんせん)
陽線とは、株価の動きをローソク足で表すとき、始値に比べて終値が高かった場合に一般的に白で表示される線のこと。逆に、始値に比べて終値が安かった場合に一般的に黒で表示される線のことを陰線といいます。白い部分が長いほど最初に付いた値段から大きく上がって終わったということになる。
ローソク足は、日本で株価チャート(罫線(けいせん)ともいう)を作成する際に最も使用されているもので、始値、終値、高値、安値といった4本値で作られる。始値や終値よりも高い高値や、安い安値がついた場合は、その価格まで線(ヒゲ)を伸ばす。古くは、江戸時代の堂島の米相場の時代から使われていたという説が有力で、現在では日本だけでなく海外でも使用されている。(米国では、Candle Stickと呼ばれている)。
 
 
 
■呼値(よびね)
取引参加者が取引所の市場において売買を行おうとする際に、その売買注文の内容、例えば、売りか買いかの別、値段等を表示することをいう。
商品先物取引(東京商品取引所(TOCOM)の市場に限る)においては、約定の対象となる数量の単位のこと。


 

相場概況(大引け)
1876円高、リスクオフの巻き戻しで全面高
東京株式(大引け)=1876円高、リスクオフの巻き戻しで全面高

【大引け概況】 8日の日経平均株価は4営業日ぶりに大幅反発し、終値は前日比1876円00銭高の3万3012円58銭だった。   本日のマーケット動画 時間:00:01:13 容量:15.65M   ▼音声 VOICEVOX Nemo 過去のマーケット動画はこちら   1日の値上がり幅としては歴代4位の 円台に乗せて取引を終えている。   個人投資家の追い証回避の売りが前日に高水準に出ていたことで、上値が軽くなっていたことも日経平均...

毎日コラム
櫻井英明の株式辞典【ゆ行】

【ゆ行】
 
■有価証券報告書(ゆうかしょうけんほうこくしょ)
上場企業および有価証券届出書を提出する会社は、内閣総理大臣に提出を義務づけられています、その書類のことを有価証券報告書という。また、この書類は事業年度終了後3か月以内に提出しなくてはならない。
財務諸表のほか、事業の状況、企業の概況など投資家たちが判断の材料として活用できるものになっている。有価証券報告書は財務局や証券取引所、提出会社等で閲覧することができる。他にも金融庁が管轄しているEDINETにより閲覧することができる。
 
 
 
■有価証券届出書(ゆうかしょうけんとどけでしょ)
株式などの発行会社が有価証券の募集または売出しをする際に、金融商品取引法に基づき内閣総理大臣へ提出することが義務付けられている書類。発行(売出)価額の総額が1億円以上の場合や、勧誘を行う相手方の人数が50名以上の場合など、一定の基準に該当する場合に提出が必要となる。EDINET(電子開示システム)を通じて行われ、金融庁や証券取引所などで公衆縦覧される。
 
 
■猶予期間(ゆうよきかん)
上場廃止基準や指定替え基準など取引所が定める基準に抵触した場合に、当該状況の改善を求める期間のこと。
猶予期間入りした銘柄は、取引所が公表し、投資家への周知を図ります。猶予期間内に当該状況が改善されれば指定が解除され、改善されなければ一定期間後に上場廃止や指定替えが行われる。
 
 
 
■優先出資証券(ゆうせんしゅっししょうけん)
協同組織金融機関や特別目的会社(SPC)が自己資本の充実を図るため、投資家から広く出資を募る目的で発行される証券。普通出資者総会における「議決権」がない一方、「優先的配当」を受ける権利があるなど、株式会社における優先株に類似した権利を持つ。
優先出資証券は、租税特別措置法上の株式等とされており、優先出資証券を譲渡した場合の所得は、キャピタルゲイン課税の対象となる。
なお、優先出資証券、優先株式、劣後債などをハイブリッド証券と呼ぶこともある。ハイブリッド証券は資本と負債の両方の特徴を持つ証券で、普通社債よりもリスクが大きい一方で、相対的に高い利回りを期待できる面があり、投資信託の組入資産としても注目されている。
 

相場概況(大引け)
2644円と大幅続落、過去3番目の下げ幅
東京株式(大引け)=2644円と大幅続落、過去3番目の下げ幅

【大引け概況】 7日の日経平均株価の終値は前営業日比2644円00銭安の3万1136円58銭と3日続落。下げ幅は過去3番目の大きさだった。   本日のマーケット動画 時間:00:00:57 容量:12.19M   ▼音声 VOICEVOX Nemo 過去のマーケット動画はこちら   世界的に株価が下落する中、米相互関税の発表を受けて中国が報復措置を示し貿易摩擦懸念が強まったことが投資家心理を悪化させた。一時3万1000円を割れる場面も見られたが、押し目買いが入り指数を下支え...

東証スタンダード(大引け)
値下がり優勢、貿易摩擦懸念
【市況】東証スタンダード市場(大引け)=値下がり優勢、貿易摩擦懸念

東証スタンダード市場は世界的に株価が下落する中、米相互関税の発表を受けて中国が報復措置を示し貿易摩擦懸念が強まったことが投資家心理を悪化させた。 スタンダードTOP20は大幅安。出来高は4億3260万株。 値上がり銘柄数32、値下がり銘柄数1524と、値下がりが優勢だった。 個別ではフレンドリーが年初来高値を更新。メディカル一光グループ、日本エマージェンシーアシスタンス、ユアサ・フナショク、電業社機械製作所、ICが買われた。  一方、フィル・カンパニー、アズジェント、ゼネテック、プライム・ストラテジー、Mipoxなど10銘柄がストップ安。日本ド...

東証グロース(大引け)
値下がり優勢、貿易摩擦懸念
【市況】東証グロース(大引け)=値下がり優勢、貿易摩擦懸念

東証グロース市場は8日続落となった。貿易戦争への警戒感から世界的に株安が進み、東京市場も全面安。グロース市場でも幅広い銘柄に売りが出た。 値上がり銘柄数13、値下がり銘柄数600と、値下がりが優勢だった。 個別ではWOLVES HANDが一時ストップ高と値を飛ばした。エコナビスタは年初来高値を更新。ツクルバ<2978>、ライズ・コンサルティング・グループ、Synspective、グリーンモンスター、プロパティデータバンクが買われた。 一方、Veritas In Silico、アストロスケールホールディングス、イオレ、Hmcomm、インフォメティスなど2...