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値下がり優勢、相場の先行きに対する警戒感
【市況】東証グロース(大引け)=値下がり優勢、相場の先行きに対する警戒感

 
東証グロース市場はトランプ米大統領が日本に対して高い関税率を課す可能性に言及したことから相場の先行きに対する警戒感が広がり、新興株も下落した。
市場では「これまで上昇してきた株ほど利益確定売りの動きが目立った」との声が聞かれた。
東証グロース市場250指数は続落した。終値は前日比19.64ポイント(2.68%)安の714.01だった。5月23日以来約1カ月半ぶりの安値。グロースCoreはともに続落。
 
グロース市場ではゼンムテックやサンバイオが下落した。一方、インフォメテやSynsは上昇した。
値上がり銘柄数114、値下がり銘柄数466と、値下がりが優勢だった。
 
 個別ではソフトマックス、いつもがストップ高。インフォメティス、ビープラッツ、ノイルイミューン・バイオテック、リプロセルは一時ストップ高と値を飛ばした。イオレ、キッズスター、ジグザグ、バリューゴルフ、property technologiesなど13銘柄は年初来高値を更新。リンクバル、Synspective、イーディーピー、リップス、シーユーシーが買われた。
 
 一方、ACSLがストップ安。Veritas In Silico、Chordia Therapeutics、みらいワークス、ステムセル研究所、INFORICHは年初来安値を更新。売れるネット広告社グループ、サイフューズ、キッズウェル・バイオ、Sapeet、QPS研究所が売られた。