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値上がり優勢、米利下げ観測が支えに
【市況】東証グロース(大引け)=値上がり優勢、米利下げ観測が支えに

 
東証グロース市場は米国の早期利下げ再開観測を背景に買いが優勢となり、東証グロース市場250指数は4営業日ぶりに反発した。
グロース市場銘柄の68%が値上がりして終わった。相対的にバリュエーションが高い新興企業銘柄にとって、金利低下につながる材料はプラス要因になった。「イベントを通過して動きやすくなった。前週後半に下落していた銘柄もあり、リターンリバーサル的な買いも入った」との指摘があった
東証グロース市場250指数は4営業日ぶりに反発した。終値は前週末比4.86ポイント(0.62%)高の786.98だった。
グロース市場ではトライアルが大幅に反発。ジーエヌアイやカバーが上昇した。一方、コンヴァノやAiロボが下落した。
値上がり銘柄数412、値下がり銘柄数164と、値上がりが優勢だった。
 
個別ではイタミアート、イオレ、アプリックス、フィスコ、アルファクス・フード・システムなど10銘柄がストップ高。ナルネットコミュニケーションズは一時ストップ高と値を飛ばした。ジンジブ、L is B、博展、インフォメティス、ランディックスなど61銘柄は年初来高値を更新。アクリート、TORICO、AppBank、ジィ・シィ企画、ピアズが買われた。
 
 一方、フラー、ペルセウスプロテオミクス、クリングルファーマが年初来安値を更新。フューチャーリンクネットワーク、ヘリオス、コンヴァノ、和心、コラボスが売られた。