売り買い拮抗、長期金利が上昇
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【市況】東証グロース(大引け)=売り買い拮抗、長期金利が上昇
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東証グロース市場は日経平均株価が下落し、新興株市場でもリスク回避目的の売りが優勢だった。国内外で長期金利が上昇し、PER(株価収益率)の高いグロース(成長)株が多い新興株市場では相対的な割高感を意識した売りも出やすかった。ただ、米関税政策の影響で外需株に資金が向かいづらいなか、新興株市場は内需成長銘柄が多く、下値では押し目買いを入れる動きもみられた。
東証グロース市場250指数は続落した。終値は前日比2.68ポイント(0.37%)安の713.89だった。
グロース市場ではトライアルやサンバイオ、フリーが下落した。一方、ライフネットやMTG、カバーが上昇した。
値上がり銘柄数281、値下がり銘柄数294と、売り買いが拮抗した。
個別ではジンジブ、Liberaware、フィスコがストップ高。イオレ、グローバルウェイ、デリバリーコンサルティングは一時ストップ高と値を飛ばした。L is B、ランディックス、ジグザグ、トヨコー、デジタルグリッドなど22銘柄は年初来高値を更新。バリュークリエーション、かっこ、フルッタフルッタ、ミンカブ・ジ・インフォノイド、エーアイが買われた。
一方、ユナイテッド、オルツ、Schoo、Arent、シーユーシーが年初来安値を更新。AppBank、ディジタルメディアプロフェッショナル、LIFE CREATE、キャンバス、Terra Droneが売られた。