兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

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弱含みの展開か

弱含みの展開か
13日の日経平均株価は、前週末比17円00銭高の3万2585円と小幅に反発して取引を終えた。朝方には心理的なフシ目の3万3000円を視界に捉える場面がみられたが、戻り待ちの売りに押され上げ幅を縮小した。一時下げ転換するなど方向感に乏しく、市場では「戻り待ちの売りに上値の重さを確認する格好となった」との声も聞かれ、引き続き、売り圧力を警戒する動きとなりそう。決算発表は前週末10日にピークを超え、手がかり材料には乏しいが、消去法的に好業績銘柄への個別株物色が中心になりそうだ。
 

14日の日経平均株価は、弱含みの展開か。
13日の日経平均株価は終わってみれば17円高。かろうじて下落を回避できた程度の動きにとどまった。
決算がポジティブと受け止められた東京エレクトロンは伸び悩み、ネガティブと受け止められた資生堂はたたき売られており、日本株全体として下押し圧力が強かった。下げているわけではなく、高値(3万2913円)では11月6日につけた3万2766円を上回っているだけに、まずは32500円どころで値を固めることができるかが注目される。
 
3万2500円より下には5日線(3万2447円、13日時点、以下同じ)、26週線(3万2220円)、75日線(3万2149円)、13週線(3万2107円)など、テクニカルの節目が多い。きょうも下げたところでは5日線がサポートになったように見える。これらより上をキープしていれば、再浮上のチャンスは出てくるだろう。一方、大きな下げとなってこれらを割り込んでしまうと、一気にチャートの形状が悪化してしまうため注意したい。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(13日現在)
 
33672.33  ボリンジャー:+3σ(25日)
33665.46  ボリンジャー:+2σ(26週)
33547.72  ボリンジャー:+2σ(13週)
33020.21  ボリンジャー:+2σ(25日)
32943.16  ボリンジャー:+1σ(26週)
32827.69  ボリンジャー:+1σ(13週)
 
32585.11  ★日経平均株価13日終値
 
32491.08  6日移動平均線
32368.08  ボリンジャー:+1σ(25日)
32220.86  26週移動平均線
32149.14  75日移動平均線
32130.28  均衡表基準線(週足)
32107.67  13週移動平均線
32060.99  均衡表雲上限(日足)
31912.45  均衡表転換線(週足)
31832.97  均衡表雲下限(日足)
31732.98  均衡表転換線(日足)
31725.80  均衡表基準線(日足)
31715.96  25日移動平均線
31498.56  ボリンジャー:-1σ(26週)
31387.64  ボリンジャー:-1σ(13週)
31237.94   新値三本足陰転値
31063.84  ボリンジャー:-1σ(25日)
30776.26  ボリンジャー:-2σ(26週)
30667.62  ボリンジャー:-2σ(13週)
30593.83  200日移動平均線
 
高値と安値も先週末から切り上がって5日移動平均線を下回ることなく推移した。しかし、ローソク足は陰線を引いて節目の33000円手前での売り圧力を窺わせるとともに、5日線は下向きに転換して上げ一服の形状となった。一目均衡表では三役好転を堅持して大勢での買い手優位を示し、転換線と基準線はともに上昇2回目で、上向きをキープした25日線とともに上昇トレンド継続を示唆している。