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値下がり優勢、材料難
【市況】東証グロース(前引け)=値下がり優勢、材料難

 
東証グロース市場は日経平均株価がマイナス圏で推移する中、決算発表が本格化する前に材料が乏しい新興株にも投資家の視線が向かいづらかった。東証グロース市場250指数は小幅安ではじまり、前引けにかけて徐々に下げ幅を拡大する展開だった。
市場では「23日に日本スタートアップ大賞2024で文部科学大臣賞を受賞したと発表したコーディアの急伸が、他のバイオ関連銘柄の買いにつながっている」との声もあり、東証グロース市場全体が下げる中でもバイオ銘柄の売買は盛り上がった。
グロースCore、グロース250はともに下落。東証グロース市場250指数は反落した。前引けは前日比6.07ポイント(0.92%)安の654.83だった。
 
グロース市場ではセルシードやカバーが下落した。一方、ペルセウスやピクスタは上昇した。
値上がり銘柄数196、値下がり銘柄数327と、値下がりが優勢だった。
 
個別では、PRISM BioLab、WASHハウスがストップ高。Chordia Therapeuticsは一時ストップ高と値を飛ばした。タスキホールディングス、ボードルア、ビザスク、AIAIグループ、ジーニーなど7銘柄は年初来高値を更新。ピクスタ、リボミック、ペルセウスプロテオミクス、ブルーイノベーション、W TOKYOが買われた。
 
一方、アストロスケールホールディングス、インテグループ、ジェイフロンティア、ベースフード、アクアラインなど8銘柄が年初来安値を更新。セルシード、アイビス、くすりの窓口、トリプルアイズ、NexToneが売られた。