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続落スタート、米ハイテク株安で
【市況】東京株式(寄り付き)=続落スタート、米ハイテク株安で
【寄り付き概況】
 
5日の日経平均株価は続落して始まった。始値は前日比208円89銭安の3万3022円38銭。
 
前日の欧州株市場は高安まちまちだったが、米国株市場ではハイテク株を中心に利益確定の動きが顕在化し主要株価指数が揃って下落、ナスダック総合株価指数の下げが相対的に大きくなった。また、米株市場では半導体主力株に売りがかさんでおり、東京株式市場でも半導体関連などを中心にハイテクセクターへの向かい風が意識されやすい局面にある。
 
ただ、外国為替市場ではドルが買い戻されドル高・円安方向に振れており、売り一巡後は相場の下支え要因となる可能性もある。3万3000円大台近辺では押し目買いニーズも強そうだ。
 
日本株に対する先高観は根強く、日経平均が3万3000円を下回る水準では押し目買いが入りやすいとの見方が多い。トヨタやホンダなど自動車株に買いが入って下値を支えている。

総務省が5日発表した11月の東京都区部・消費者物価指数(CPI、中旬速報値、2020年=100)は、生鮮食品を除く総合が前年同月比2.3%上昇となった。上昇率は10月(2.7%)から鈍化し、1年4カ月ぶりの低水準となり、QUICKがまとめた市場予想の中央値(2.4%)を下回った。特に株式相場に目立った反応はない。

東証株価指数(TOPIX)は小動き。

個別では、ファストリやリクルート、ソフトバンクグループ(SBG)が下げた。一方、ファナックやソニーG、キッコマンは上げた。