兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

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弱含みの展開か
【オープニングコメント】
弱含みの展開か

10日の東京株式市場は、続落後も弱含みの展開か。
日経平均の予想レンジは、3万8200円-3万8700円を想定。(7日終値3万8787円02銭)
 
米国株は下落。ダウ平均は444ドル安の44303ドルで取引を終えた。
現地7日の米国株式が下落した動きを受け、売り優勢スタートとなろう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=151円台の前半(前週末7日は151円83-85銭)、ユーロ・円が1ユーロ=156円台の半ば(同157円73-77銭)と円高方向に振れており、輸出関連銘柄には重しとなりそう。
米国で7日に行われた日米首脳会談では、日本製鉄 <5401> によるUSスチールの買収について、トランプ米大統領は「買収ではなく多額の投資」で決着するとの考えを示した。また、石破茂首相はいすゞ <7202> による米国での新工場計画に言及。両社株の動向に注目が集まりそうだ。
 
米金利が上昇した割に為替はドル高(円安)には振れておらず、外部環境が良くない中、場中はマイナス圏で不安定な動きが続くと予想する。

シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同7日の大阪取引所清算値比465円安の3万8375円だった。


 
 
【好材料銘柄】 
 
■東亜建設工業 <1885> 
今期経常を一転14%増益に上方修正・最高益、配当も17円増額。
 
■塩水港精糖 <2112> 
4-12月期(3Q累計)経常が51%増益で着地・10-12月期も2.1倍増益。
 
■ディー・エヌ・エー <2432> 
4-12月期(3Q累計)最終が黒字浮上で着地・10-12月期も黒字浮上。
 
■ぐるなび <2440> 
4-12月期(3Q累計)経常は6.6倍増益・通期計画を超過。
 
■川本産業 <3604> 
親会社のエア・ウォーター <4088> がTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指す。TOB価格は1株1200円で7日終値を32.5%上回る水準。買い付け期間は2月10日から4月3日まで。
 
■テックファームホールディングス <3625> 
今期経常を41%上方修正。
 
■アテクト <4241> 
今期経常を2.3倍上方修正。
 
■CEホールディングス <4320> 
10-12月期(1Q)経常は2.1倍増益で着地。
 
■ヤマウホールディングス <5284> 
今期経常を一転13%増益に上方修正・最高益、配当も13円増額。
 
■東京自働機械製作所 <6360> 
今期経常を一転7%増益に上方修正・最高益、配当も160円増額。
 
■ジオマテック <6907> 
今期経常を84%上方修正。
 
■日本CMK <6958> 
今期経常を25%上方修正、配当も5円増額。
 
■太陽誘電 <6976> 
今期経常を一転2%増益に上方修正。
 
■ジャパンインベストメントアドバイザー <7172> 
今期経常は36%増で2期連続最高益、前期配当を3円増額・今期は60円増配へ。
 
■今仙電機製作所 <7266> 
今期経常を67%上方修正。また、発行済み株式数(自社株を除く)の3.19%にあたる70万株(金額で5億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は2月10日から26年2月6日まで。
 
■JMS <7702> 
今期経常を75%上方修正。
 
■東京計器 <7721> 
今期経常を11%上方修正・最高益予想を上乗せ。
 
■国際計測器 <7722> 
今期経常を3.3倍上方修正、配当も10円増額。
 
■SGホールディングス <9143> 
4-12月期(3Q累計)経常が5%増益で着地・10-12月期も12%増益。
 
■鈴与シンワート <9360> 
今期経常を11%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も30円増額。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
 
10(月)
【国内】
1月景気ウォッチャー調査(14:00)
《決算発表》
ソフトバンク、オリックス、フジクラ、大林組、オムロン、資生堂、エムスリー、明治HD、飯田GHD、王子HD、メディパル、京王、小林製薬、アルフレッサHD、ヤオコー、ラウンドワン、ワークマン、構造計画、シマダヤ、ROXX

【海外】
《米決算発表》
マクドナルド、ロウズ、オン・セミコンダクター、ロックウェルオートメーション、インサイト


※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。