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値下がり優勢、利益確定売り
【市況】東証グロース(大引け)=値下がり優勢、利益確定売り

 
東証グロース市場は前日までに8日続伸しており短期的な過熱感から利益確定売りが出やすかったなかで、金利上昇を受けて高PER(株価収益率)銘柄多い新興株の割高感が意識された。同日の国内債券市場では長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りが一時1.530%まで上昇し、3月以来の高水準を付けた。
赤沢亮正経済財政・再生相が23日から訪米し、日米関税交渉の3回目の協議に臨む方針だが、市場では「関税交渉の不透明感もあり、上昇基調が続くか懐疑的に思っていた投資家が利益確定の売りを出したようだ」との声が聞かれた。
東証グロース市場250指数は9営業日ぶりに反落した。終値は前日比6.35ポイント(0.88%)安の716.57だった。グロースCoreは下落。
グロース市場ではカバーやFFRIが下落した。一方、レナやアイスペースが上昇した。
値上がり銘柄数221、値下がり銘柄数359と、値下がりが優勢だった。
 
 個別ではイオレ、ディジタルメディアプロフェッショナル、グローバルウェイ、かっこ、コンヴァノがストップ高。Synspective、クリアル、TENTIAL、TalentX、ZenmuTechなど33銘柄は年初来高値を更新。フィスコ、レナサイエンス、Liberaware、キャンバス、ダイナミックマッププラットフォームが買われた。
 
 一方、ユナイテッド、マーソが年初来安値を更新。フューチャーリンクネットワーク、AppBank、東京通信グループ、サイバーセキュリティクラウド、ブシロードが売られた。