続落スタート、円高・ドル安が重荷
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【市況】東京株式(寄り付き)=続落スタート、円高・ドル安が重荷
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4日の日経平均株価は続落して始まった。始値は前週末比113円44銭安の3万3318円07銭。
前週末の欧州株市場が全面高に買われたほか、米国株市場では主要株価指数が揃って上昇しNYダウは300ドル近い上げ幅で3万6000ドル台前半まで水準を切り上げ連日の年初来高値更新となった。やや出遅れるナスダック総合株価指数も反発しており、これを受け東京株式市場でも頑強な展開が見込まれるところ。
ただ、日経平均3万3000円台後半では戻り売り圧力が強く、足もとでは上値を買い上がる勢いに乏しい。米長期金利の低下は投資家心理改善につながっているものの、外国為替市場で1ドル=146円台前半までドル安・円高方向に振れていることは輸出セクターなどを中心に投資資金流入を抑える背景となっている。
金利低下を支えにレーザーテクなどハイテク株の一角には買いが入る一方、相場全体には下げ圧力が強まっている。
東証株価指数(TOPIX)は下落した。
個別では、ファストリ、第一三共、ダイキン、リクルートが安い。一方、トレンド、コナミG、ニトリHDが高い。