値下がり優勢、利益確定売り
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【市況】東証グロース(大引け)=値下がり優勢、利益確定売り
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東証グロース市場は利益確定売りに押され値下がりする銘柄が目立った。指数は上昇する場面もあったが、方向感は乏しかった。日経平均株価が伸び悩むと、歩調を合わせてグロース250も下落した。グロースCoreも続落。
東証グロース市場250指数の終値は前日比1.71ポイント(0.24%)安い711.12だった。市場では「米長期金利の低下に伴うグロース(成長)株買いの流れはいったん一服した。金利動向を含め、米経済指標など新たな材料待ちの段階に入っており、様子見の雰囲気が広がっている」との見方があった。
市場では「信用評価損益率が改善し、個人投資家は元気になっている」との声も聞かれ、低位株の地盤ネットのように買いを集め急伸する銘柄もあったが、グロース市場全体では下落した銘柄の方が多く、売買代金も低調だった。
東証グロース市場では、インフォRやベースフード、JTOWERが下落した。一方、カバーやジーエヌアイ、地盤HDは上昇した。
値上がり銘柄数192、値下がり銘柄数327と、値下がりが優勢だった。
個別ではZUU、地盤ネットホールディングス、アーキテクツ・スタジオ・ジャパン、コンヴァノ、トゥエンティーフォーセブンがストップ高。イントランスは一時ストップ高と値を飛ばした。くすりの窓口など4銘柄は年初来高値を更新。Birdman、ファンペップ、セカンドサイトアナリティカ、メディカルネット、サイジニアが買われた。
一方、アマナ、フルッタフルッタ、勤次郎、Kaizen Platform、バンク・オブ・イノベーションなど15銘柄が年初来安値を更新。クリアル、ペルセウスプロテオミクス、アイビス、モンスターラボホールディングス、ベースフードが売られた。