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弱材料に敏感となる地合いが続くか

弱材料に敏感となる地合いが続くか
Market Data
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【日経平均】
39154円85銭(▲439円54銭=1.11%)
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【TOPIX】
2793.12(▲40.27=1.42%)
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【グロース250】
648.21(▲12.69=1.92%)
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【プライム売買高】16億4730万株(△2億5758万株)
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【売買代金】3兆8657億円(△3771億円)
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【値上がり銘柄数】122(前日:1127)
【値下がり銘柄数】1499(前日:472)
【新高値銘柄数】31(前日:48)
【新安値銘柄数】60(前日:21)
【25日騰落レシオ】104.45(前日:116.32)
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■本日のポイント
 
 1.日経平均は大幅安で6日続落、急激な円高嫌気
 2.米株市場は様子見、東京市場も前場は方向感見えず
 3.後場に先物主導で急落、一時3万9000円大台攻防に
 4.半導体製造装置主力株は大商いのなか下値模索続く
 5.9割超が下落する全面安、売買代金は4兆円割れ継続
 
日経平均をみると26週移動平均線と上方カイ離を解消する形で急接近している。この26週線は年初からの上昇相場で実はまだ一度も下回っていない。また13週・26週線のデッドクロスも目前に迫っている。この状況でも空売りがズッシリと載せられていれば、それは過去に繰り返されたショートスクイーズによる急反騰も期待できるが、市場関係者は「11日の最高値をつけにいった過程でショート筋は総撤退を迫られており、今回の下げでは買い戻しによるブレーキが利きにくい」と指摘する。日経平均が3万8000円台に突入すると、ほぼ自動的に26週線を下にブレークすることになり、テクニカル的にも今は綱渡りの最中にあるだろう。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(24日現在)
 
41058.21  ボリンジャー:+2σ(13週)
40761.64  均衡表転換線(日足)
40344.93  均衡表基準線(日足)
40151.82  ボリンジャー:+1σ(26週)
40120.89  ボリンジャー:+1σ(13週)
40120.04  25日移動平均線
40063.79  新値三本足陽転値
40021.89  均衡表転換線(週足)
39939.35  6日移動平均線
39183.56  13週移動平均線
 
39154.85  ★日経平均株価24日終値
 
39098.92  75日移動平均線
39076.68  ボリンジャー:-1σ(25日)
39065.68  均衡表基準線(週足)
38965.83  26週移動平均線
38585.26  均衡表雲上限(日足)
38488.04  均衡表雲下限(日足)
38246.24  ボリンジャー:-1σ(13週)
38033.32  ボリンジャー:-2σ(25日)
37779.84  ボリンジャー:-1σ(26週)
37308.91  ボリンジャー:-2σ(13週)
36989.96  ボリンジャー:-3σ(25日)
36626.09  200日移動平均線
36593.85  ボリンジャー:-2σ(26週)
 
急降下を続ける5日移動平均線を上回ることなく推移し、75日線割れまで押される場面もあった。5日線は25日線を上から下に抜けた。25日線が上向きをキープしているためデッドクロスには該当しないが、地合い悪化のシグナルとして警戒が必要となろう。ローソク足は3日連続陰線で終了。小陰線の胴体部分から長めの上ヒゲを出して上値での強い売り圧力を窺わせた。25日線との下方乖離率は2.41%と売られ過ぎの5%ラインには至らず、東証プライム市場の騰落レシオ(25日ベース)は104.44%と中立圏中央の100%をまだ上回っており、連続安の後ではあるが反動高圧力は限定的とみられる。