毎日コラム


罫線は紙芝居。
いろんな形があるから魅力的です。
しかし覚えておきたいのは「チャートは昨日までの経緯。そこに明日はない」ということ。
明日のあるチャートというのは、せいぜい一目均衡表くらいのものです。
そして多くの種類がありますから、都合のいいものを持ち出せば、いかようにも説明がつけられます。
ですから、あまり信用しないという考え方もあるのです。

現在から未来を見ることが求められているのに、現在から過去をさかのぼっても、あまり役には立たないでしょう。
それは、人生のやり直しがきかないのと一緒です。
自然体で「過去の値動きはこうだったんだ」と受け止めることです。
罫線をめぐってさまざまな解釈が登場しますが、ほとんどは後付け講釈と思えば良いのです。
我々が求めているのは、あくまでも未来。
しかし、株価が過去―現在―未来と連続している以上、無視することは出来ません。
力んで勉強せずとも、毎日見ていれば自分の見方ができてきます。
それを大切にしましょう。
【株式名言】
高値覚え、安値覚えは損のもと
株ちゃんの明日読み

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堅調展開か |
■本日のポイント 1.日経平均は378円高と7日続伸、一時3万7000円台に迫る 2.為替の円安進行を受け、自動車や精密など輸出関連株が上昇 3.日米の第2回関税交渉を通過したことで、市場には安心感も 4.トヨタやホンダ、スズキが買われHOYAやダイキンも高い 5.日銀の追加利上げ観測後退で三菱UFJなど銀行株は売られる 今週は大幅高となった。 米国株の動きが良くなり、日本株もこれと歩調を合わせて水準を切り上げた。週明けの4月28日の日経平均は前週末の米国...
相場概況(大引け)

東京株式(大引け)=378円高と7日続伸、円安と米中交渉進展期待で

【大引け概況】 2日の日経平均株価は7日続伸し、終値は前日比378円39銭高の3万6830円69銭だった。7日続伸は2023年8月28日〜9月6日の8日続伸以来、1年8カ月ぶりの長さ。 本日のマーケット動画 時間:00:01:36 容量:19.89M ▼音声 VOICEVOX Nemo 過去のマーケット動画はこちら 前日の米株式市場では、NYダウは主力ハイテク株などが買われ83ドル高と8日続伸した。為替相場も円安が進行したことが好感され、日経平均株価は上昇...
相場概況(前引け)

東京株式(前引け)=253円高、一時3万7000円ラインに接近

2日午前の日経平均株価は続伸し、午前終値は前日比253円23銭高の3万6705円53銭だった。 前日のNYダウは、主力ハイテク株などが買われ8日続伸した。米株高に円安も追い風となるなか、日経平均株価は上昇してスタート。為替相場は午前9時過ぎに1ドル=145円90銭台まで円安が進行すると日経平均株価も一時上昇幅は500円を超え3万6970円台まで上昇した。自動車など主力の輸出関連株に採算改善を見込んだ買いが入ったほか、日米関税交渉の進展期待も投資家心理の改善につながった。 しかし、心理的な節目である3万7000円ラインに接近すると利益確定売りが優勢となり、その後は...
東証スタンダード(前場)

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【市況】東証スタンダード(前引け)=値下がり優勢、連休を控え利食い
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東証スタンダード市場は為替の円安進行を好感し、輸出関連銘柄が上げをけん引したが、その後は連休を控え利食いに押された。 スタンダードTOP20は下落。出来高2億2380万株。 値上がり銘柄数485、値下がり銘柄数828と、値下がりが優勢だった。 個別ではウィルソン・ラーニング ワールドワイドが一時ストップ高と値を飛ばした。ベクターホールディングス、テクノフレックス、ベネフィットジャパン、丸尾カルシウム、タイガースポリマーなど20銘柄は年初来高値を更新。メタプラネット、ピアラ、GFA、アトラグループ、遠藤照明が買われた。 ...
東証グロース(前場)

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【市況】東証グロース(前引け)=値下がり優勢、利益確定の売り
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東証グロース市場は外国為替市場での円安基調を背景に東証プライム市場の輸出関連株中心に買いが入った一方、内需銘柄が中心の新興株市場では売りが優勢だった。 市場では「これまで円高に振れたときは新興株が相対的に堅調だった。円安が進行すると利益確定の売りが出やすくなる」との声があった。 東証グロース市場250指数は反落した。前引けは前日比7.73ポイント(1.14%)安の673.09だった。グロースCoreはともに軟調。 グロース市場ではSynsやフリーが下落した。一方、GENDAやアンジェスは上昇した。 値上がり銘柄数168、値下がり銘柄数389と、値下がりが...
相場概況(寄り付き後)

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【市況】東京株式(寄り付き)=続伸スタート、米株高と円安で
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【寄り付き概況】 2日の日経平均株価は続伸で始まった。始値は前日比184円25銭高の3万6636円55銭。 前日の米株式市場は、NYダウが83ドル高と8日続伸。主力ハイテク株の上昇が寄与した。為替は1ドル=145円台へ大幅な円安が進行した。米国株の上昇と円安を受け、東京株式市場も値を上げて始まった。 東証株価指数(TOPIX)は続伸している。 個別では、ファストリやソフトバンクグループ(SBG)、信越化が高い。東エレクやトヨタ、ホンダが上昇した。任天堂...
相場展望(寄り付き前)

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【オープニングコメント】 堅調展開か |
2日の東京株式市場は、堅調な展開か。 日経平均株価の予想レンジは、3万6300円-3万3700円を想定。(1日終値3万6452円30銭) 米国株は上昇。ダウ平均は83ドル高の40752ドルで取引を終えた。 現地1日の米国株式が上昇していることから、きのう1日の堅調な地合いが継続するとみられる。一方、米政権の関税措置をめぐり、赤沢経済再生担当相がベッセント米財務長官と2回目の交渉を行っていることから、交渉の内容や進展状況などを確認したいとして、手控えムードが広がることも想定される。 ...
NY株/欧州株概況

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【市況】83ドル高と8日続伸、マイクロソフト決算を好感 |
1日のNYダウ工業株30種平均は8日続伸し、前日比83ドル60セント高の4万0752ドル96セントと4月2日以来ほぼ1カ月ぶりの高値で終えた。8連騰は昨年5月以来。 マイクロソフトが前日の引け後に発表した2025年1~3月期決算は売上高と純利益がいずれも四半期として過去最高を更新。生成AI(人工知能)の開発基盤を提供するクラウド事業の売上高の伸びが前四半期から加速した。同社株は7.6%高と相場をけん引。AIで競合するエヌビディアも2.5%上昇した。また、メタ(旧フェイスブック)の四半期決算も堅調な内容で投資家心理の改善につながった。 ...
毎日コラム


投資家の皆さんの多くが売買に必要・参考とするチャート。
横文字にすることで高級そうに見えますが、元は罫線屋と呼ばれる人が、兜町の片隅でレース場の予想屋さんのように銘柄を書いた紙を売っていたものだそうです。
そもそも日々の実績を罫線に、今ならグラフ上に置いただけのものです。
なぜかそこに「確実な未来が見える」と思うから、おかしくなるのです。
為替と日経平均も同様でしょう。
そこにあなたの未来を賭けないことです。
そしてデイトレーダーを目指すわけではありませんから、チャートは1日1回見ればいいでしょう。大きな流れは週足、売買のタイミングは日足を確認しましょう。

チャートは4本値(始値・高値・安値・終値)のローソク足からなっています。
日足チャートだったら、始値は寄り付きで付いた価格、高値はその日最も上げた時の価格、安値は反対に最も下げた時の値で、終値が大引けの時の値です。
朝の寄り付きよりも、夕方の引けのほうが株価が高ければ白(パソコン上だと赤が多い=陽線)、安ければ黒(パソコン上だと青が多い=陰線)で色分けされています。
こうした1日の大まかな動きが、1本のローソク足で示されます。

週足だったら1週間の動きが1本、月足だったら1か月の動きが1本になります。
横ケイが時間軸、縦ケイが価格(株価)で、左から右に時系列で日々の実績があらわされています。
これはつまり、単なる事実の集積です。
チャートから未来を占うのではなく、あくまで現在の位置を確認することが、正しい使い方だと思います。
ここだけを間違えなければ良いでしょう。
【株式名言】
二度に買うべし、二度に売るべし