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値下がり優勢、投資家のリスク回避姿勢
【市況】東証グロース(大引け)=値下がり優勢、投資家のリスク回避姿勢

 
東証グロース市場は、日経平均株価が総じて軟調に推移する中、投資家のリスク回避姿勢が強まり、新興市場でも売りが優勢となった。もっとも、朝方は小幅高で推移する場面があるなど、底堅さもみられた。
グロースCoreは小反発。東証グロース市場250指数は続落した。終値は前日比4.97ポイント(0.79%)安の627.70だった。買い材料に乏しく東証グロース市場の売買代金は4営業日連続で1000億円割れと低調な取引となった。
決算の上方修正を発表したクラウドワクスも下落して取引を終えており、市場関係者は「好決算でも買いの勢いが続かない」指摘。「値動きの激しいプライム銘柄に目が向き、新興株を物色する余裕がない」とみられ、売買代金は8月上旬以来となる800億円台となった。
 
グロース市場ではタイミーやQPS研究所、フリーが下落した。一方、ハートシードやGENDA、CANBASは上昇した。
値上がり銘柄数209、値下がり銘柄数347と、値下がりが優勢だった。
 
個別では、イオレ、イメージ情報開発がストップ高。グロースエクスパートナーズ、スタメン、カオナビは年初来高値を更新。ラストワンマイル、フルッタフルッタ、グリッド、ジェイフロンティア、yutoriが買われた。
 
 一方、光フードサービス、タイミー、アミタホールディングス、オプロ、ROXXなど17銘柄が年初来安値を更新。AHCグループ、データホライゾン、Chordia Therapeutics、免疫生物研究所、Liberawareが売られた。