値上がり優勢、値動きが軽い新興株に買い
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【市況】東証グロース(大引け)=値上がり優勢、値動きが軽い新興株に買い
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東証グロース市場は米関税政策の強化によって世界景気が減速するとの懸念がくすぶっており、内需依存型の銘柄が多いとされるグロース市場銘柄は買いが優勢だった。
東証プライム市場の大型株の上値が重いなか、相対的に値動きが軽い新興株に買いが入りやすかった面もある。
東証グロース市場250指数は3日続伸した。終値は前日比14.22ポイント(1.98%)高の732.29だった。グロース250とグロースCoreはともに続伸。
グロース市場では終始積極的な売買が行われており、70%以上の銘柄が値上がりした。市場関係者は、「最近の新興市場では、ドローンや暗号資産関連銘柄に資金が向かっている」と話していた。
グロース市場では、証券会社の高評価リポートを手掛かりに衛星開発のSynsとQPS研究所など宇宙関連銘柄が買われた。一方、サンバイオやジーエヌアイなどのバイオ関連銘柄は下落した。
値上がり銘柄数444、値下がり銘柄数135と、値上がりが優勢だった。
個別ではWill Smart、イオレ、インフォメティス、トヨコー、農業総合研究所など7銘柄がストップ高。ワンダープラネットは一時ストップ高と値を飛ばした。地域新聞社、フルッタフルッタ、dely、ジェイグループホールディングス、GA technologiesなど21銘柄は年初来高値を更新。データセクション、サーキュレーション、いつも、ブルーイノベーション、アジャイルメディア・ネットワークが買われた。
一方、みらいワークスが年初来安値を更新。ジャパニアス、キッズスター、ヒット、駅探、サインドが売られた。