大幅高で3日続伸、円安を材料に先物主導
東京株式(前引け)=大幅高で3日続伸、円安を材料に先物主導

13日午前の日経平均株価は続伸し、前引けは前日比511円10銭高の3万9474円80銭だった。
きょう前場は日経平均が朝方高く始まった後、ほどなくして買い気が急速に強まり上げ幅を広げる展開となった。日経平均株価は先物主導で500円あまりの上昇をみせ、3万9000円台半ばまで一気に水準を切り上げた。為替市場では一時154円台後半まで円安が進行したことで、ハイテク株を中心に株価上昇を後押しした。また、ロシアとウクライナの戦争についてトランプ米大統領が間に入り停戦交渉に向けた動きが報じられていることから、ショート筋の買い戻しや初動で出遅れた向きの押し目買いが活発化し、全体相場に反映された。売買代金も前日に続き高水準に膨らんだ。
12日発表の1月の米消費者物価指数(CPI)の伸びが市場予想を上回り、米長期金利の上昇(債券価格は下落)を受けた円売り・ドル買いが優勢になった。トランプ米政権が自動車や製薬業界などについて相互関税の免除を検討しているとも伝わり、前日に米関税政策への警戒で下げていたトヨタやホンダなど自動車株、第一三共や中外薬など医薬品株に買いが向かった。
午前の上昇は先物への短期目線の買いが主導したとの見方も多く、日経平均を押し上げたのはファストリやアドテストなど値がさ株の一角だった。国内金利が上昇傾向を強めるなか、保険や銀行といった金融株の上昇も目立った。米投資ファンドのベイン・キャピタルなどが買収に動いていると伝わったトレンドは急伸し、昨年来高値を更新した。

東証株価指数(TOPIX)は続伸した。前引けは29.01ポイント(1.06%)高の2762.34だった。JPXプライム150指数は反発し、12.88ポイント(1.07%)高の1213.99で前場を終えた。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で2兆4754億円、売買高は9億8914万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1259。値下がりは325、横ばいは54だった。
業種別株価指数(33業種)は繊維製品、医薬品、ゴム製品、精密機器などの上昇率が大きかった。下落は非鉄金属、サービス業など。
個別では、昨日の取引時間中に決算で急落した東レが大幅反発となったほか、鹿島、大成建設、清水建設などゼネコン株の上昇が目立った。アドバンテストが買われたほか、レーザーテックも堅調。IHI、川崎重工業なども上値を追った。ファーストリテイリングも値を上げ、楽天銀行が大幅高、日本板硝子も値を飛ばした。gumi、トレンドマイクロはストップ高に買われる人気。このほか、エムスリー、第一三共、東海カーボン、ヤマハ発動機、塩野義製薬などが買われた。
半面、売買代金の1位と2位を占めたフジクラ、古河電気工業は大きく下値を探る展開に。決算内容が嫌気されたニトリHD、ソフトバンクグループ、リクルートHD、日揮ホールディングスが大幅安となったほか、I-neが急落、タカラトミーも大きく水準を切り下げている。また、日本製鋼所、三菱重など防衛関連も弱い。このほか、三井金、住友鉱、日産自、出光興産などが下落した。

13日午前の日経平均株価は続伸し、前引けは前日比511円10銭高の3万9474円80銭だった。
きょう前場は日経平均が朝方高く始まった後、ほどなくして買い気が急速に強まり上げ幅を広げる展開となった。日経平均株価は先物主導で500円あまりの上昇をみせ、3万9000円台半ばまで一気に水準を切り上げた。為替市場では一時154円台後半まで円安が進行したことで、ハイテク株を中心に株価上昇を後押しした。また、ロシアとウクライナの戦争についてトランプ米大統領が間に入り停戦交渉に向けた動きが報じられていることから、ショート筋の買い戻しや初動で出遅れた向きの押し目買いが活発化し、全体相場に反映された。売買代金も前日に続き高水準に膨らんだ。
12日発表の1月の米消費者物価指数(CPI)の伸びが市場予想を上回り、米長期金利の上昇(債券価格は下落)を受けた円売り・ドル買いが優勢になった。トランプ米政権が自動車や製薬業界などについて相互関税の免除を検討しているとも伝わり、前日に米関税政策への警戒で下げていたトヨタやホンダなど自動車株、第一三共や中外薬など医薬品株に買いが向かった。
午前の上昇は先物への短期目線の買いが主導したとの見方も多く、日経平均を押し上げたのはファストリやアドテストなど値がさ株の一角だった。国内金利が上昇傾向を強めるなか、保険や銀行といった金融株の上昇も目立った。米投資ファンドのベイン・キャピタルなどが買収に動いていると伝わったトレンドは急伸し、昨年来高値を更新した。

東証株価指数(TOPIX)は続伸した。前引けは29.01ポイント(1.06%)高の2762.34だった。JPXプライム150指数は反発し、12.88ポイント(1.07%)高の1213.99で前場を終えた。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で2兆4754億円、売買高は9億8914万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1259。値下がりは325、横ばいは54だった。
業種別株価指数(33業種)は繊維製品、医薬品、ゴム製品、精密機器などの上昇率が大きかった。下落は非鉄金属、サービス業など。
個別では、昨日の取引時間中に決算で急落した東レが大幅反発となったほか、鹿島、大成建設、清水建設などゼネコン株の上昇が目立った。アドバンテストが買われたほか、レーザーテックも堅調。IHI、川崎重工業なども上値を追った。ファーストリテイリングも値を上げ、楽天銀行が大幅高、日本板硝子も値を飛ばした。gumi、トレンドマイクロはストップ高に買われる人気。このほか、エムスリー、第一三共、東海カーボン、ヤマハ発動機、塩野義製薬などが買われた。
半面、売買代金の1位と2位を占めたフジクラ、古河電気工業は大きく下値を探る展開に。決算内容が嫌気されたニトリHD、ソフトバンクグループ、リクルートHD、日揮ホールディングスが大幅安となったほか、I-neが急落、タカラトミーも大きく水準を切り下げている。また、日本製鋼所、三菱重など防衛関連も弱い。このほか、三井金、住友鉱、日産自、出光興産などが下落した。