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値上がり優勢、欧米株高を受け
【市況】東証グロース(大引け)=値上がり優勢、欧米株高を受け

 
東証グロース市場は前日の米国株相場や20日の日経平均株価が大幅に上昇するなど世界的に大型株への買いが強まるなか、新興株にも物色が波及した。日銀の金融政策決定会合の結果が市場予想通りとなったことも買い安心感につながった。
市場では「日米の金利政策決定で為替変動への警戒が若干和らいだため、大型株への買いがより活発化しているが、欧米株高を受けて投資家心理は強気に傾いており、中小型も堅調に推移している」との声が聞かれた。
 
引き続きバイオ関連銘柄の一角が買いを集め、株価指数を支えた。ただ、「値動きの軽さを見た短期運用の買いが中心」といい、アンジェスは大幅高で始まった後すぐに下落に転じるなど、逃げ足の速さも相変わらずで、グロース250の上げ幅は限られた。
グロースCoreは上昇。東証グロース市場250指数は3日続伸した。終値は前日比4.02ポイント(0.61%)高の666.08だった。
グロース市場ではサンバイオやタイミーが上昇した。一方、セルシードやカバーは下落した。
値上がり銘柄数299、値下がり銘柄数251と、値上がりが優勢だった。
 
個別では、アクアラインがストップ高。プレシジョン・システム・サイエンスは一時ストップ高と値を飛ばした。SBIレオスひふみ、博展、Liberaware、トヨクモ、網屋など13銘柄は年初来高値を更新。サンバイオ、パルマ、オープンワーク、売れるネット広告社、Birdmanが買われた。
 
 一方、ドリコム、モンスターラボホールディングスが年初来安値を更新。ジェイック、T.S.I、ノイルイミューン・バイオテック、ALiNKインターネット、コンヴァノが売られた。